毒虫ゴルベーザ
20年越しの宿題。そしてコメント欄もご覧ください。

私のFINAL FANTASY IV ファンサイトのキャラクター,モンスター名称由来ページにて、ゴルベーザの名の由来をこう書いた。
竜退治のエピソードで有名なイギリスの守護聖人・聖ジョージ(聖ゲオリギウス、聖ジョルジュ/3 世紀頃殉教)が竜を退治したのは一般にはシレナ(現リビア)の沼地という事になっているが、別の話形としては沼地ではなくセラビア国(現スロバキア)のゴルベーズ城近くの洞窟だという場合もある。
その話では竜を倒した時にその体から蚊に似た毒虫が沸き出したとされており、毒虫の名は「ゴルベーザー蝿」 (T T)。
「竜の口」でなく「竜の骸より生まれし者」…(苦笑)。
なお、ゴルベーザー蝿についての伝承は『悪魔学入門』(J.チャールズ・ウォール著:松本晴子訳/北宋社)でしか私は確認できていない。FF IV開発スタッフのどなたか、読んでらっしゃいましたか…?

この件、どれだけ Google 検索してもそのような伝説を見つけることができなかったので「ゴルベーザー蝿」の正しいスペリングを知る必要を覚えていた。

Amazon にて原書が購入できたので本文確認。

One legend places the scene of the combat between St. George and the Dragon in one of a range of caves near the castle of Golbaes, in Servia. These caves are infested by the "Golubaeser Fly," a venomous insect resembling a mosquito, and their presence is accounted for by the assertion of the peasants that the decomposed body of the dragon has continued to generate these insects to the present day.
J. Charles Wall『Devils

おーけー、「Golubaeser Fly」ね。
……ええと、ぐぐっても FF ファンサイトしか出てこないようなのですが、これ本当に存在する伝説なんでしょうか。
とりあえず『悪魔学入門』がネタ本だったであろうことについては確信を強めました。



(コメント欄について)前世紀に FF4 で知り合って、お互い FF4 を離れてしまってもこうしてやりとりできるのがすごく嬉しいです。
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23年半の執着にトドメ刺しに
東京都は八王子でゲーム音楽コンサートがありまして。
昔「後はもう FF4 「最後の闘い」をフルオーケストラで聴くことさえできれば私は未練などないものを」と言ったのを思い出して。そしたらその曲をやるらしくて。

素直なアレンジだった。「巨人のダンジョン」も「最後の闘い」も。
他の楽曲に迫力負けしてたけど、ああ昔にこれを聞きたかったな。ああ、もう少し長く聞きたかった。

しかし、アンコールで「PRAY」が演奏されたのは予想外だった。お若い方はご存じあるまいに。まさか20年前のアレンジ楽曲やるなんてね。いや、コンサートの1曲目が同アルバムの「プレリュード」だった時点で不意打ちで、うっかり涙を浮かべそうになってたんだから予想するべきだったかな。

ありがとう。素直なアレンジがされた2曲にも、「ヴォーカル・コレクションズ」を聞けたことにも。
追憶は手放せないにしても、憤りや悲しみには引導を渡せそうです。それが「これからは興味を失う」ことを意味する可能性があるにしても。
(だって、今はもうあのゲームのファンアートを見ても胸が痛まないもの)



前世紀からおつきあい下さっている方のファンフィクション読了。
未完成の状態であっても再公開して下さってありがとうございます。
私が見たかったもの(「親友」であることを伺える描写、「彼」の誇り高さ)を見られて嬉しかったです。
お互い脱落組なので「 {見たい | 見たかった} もの」が重なるのは当然ではあるのですが、それを望んだのが自分一人ではないという心強さというのは大きいものですね。
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BRA★BRA FINAL FANTASY
もはや愛することもできず、さりとて思い出にすることもできず、よほど相手を選ばなければ私にとってまさに地雷な話題なわけですが。
# 前世紀にファンになった方とでないと話せない。いろいろありすぎたから。

BRA★BRA FINAL FANTASY」というアルバムが出てました。
FF楽曲(植松楽曲)のブラスバンドアレンジ版。

飛空艇メドレーにしっかり「親方シド」が入ってるんです。
そしてね、「赤い翼〜バロン王国」が入っているんです。
「赤い翼」が入ってるんだよ。
昔の「オーケストラによるゲーム音楽コンサート」がトラウマになってもう二度とオケ(管弦楽/ブラス)アレンジされないだろうと思ってたのに。
(ピアノアレンジはまあ別モノということで)

変な表現だけど、これで少し「成仏できた」。



[2015/04/11追記]
4star2015 THE FINAL 4star Primal Orchestra Special Concert」で「巨人のダンジョン」「最後の闘い」演奏されるそうです。
嗚呼、これで未練はなくなる。
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最後の失望
愛していた(過去形)よ、FF4。

本エントリは小説版 FF4、小説版 FF4TA のカインに対し非常に攻撃的な物言いをしています。
それをご容赦下さる方のみ「続き」をお読み下さい。
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"The After Years"
「ほら、やっぱりね。」

まず何よりも最初に、誰に向けてでもなくそう思った。
何の感慨もなくただ笑い声だけは出た。
お酒が入っていたなら狂ったように笑い転げてた。

もう情報の追跡なんかしていなかったんだ。
ただ3月に例の小説版が出るらしいからブログで誰か話題に出しているだろうか(=さぞや前評判は悪かろう)と思って Google ブログ検索をしてみただけなんだ。何の気なく。

Okay, I also heard the news of "FF4: The After Years" (Platform: Wii.)
Seems that it's English version of "FF4 The After - Return of the Moon - ," a cellular phone contents in Japan.

... I wonder who enjoys it.
Some deep FF4 fans have already known of FF4TA --- FF4TA's "brilliant" reputation . Will they try to confirm what they heard?
Are "light users" goin' to play it? --- Remind that "FF4 TAY" is NOT for NDS.

Would you like to make a bet?
[a] "FF4: the After Years" is simply English version of "FF4 the After - Return of the Moon -"
[b] The story of "FF4: the After Years" is changed from "FF4 the After - Return of the Moon -"
[c] b. And SquareEnix releases "FF4 the After International" in Japan! (LOL)

I'll bet [c].

私信:賭けになりませんねぇ……(苦笑)。
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無題
2006年に「澪標」で詠んだのを踏まえ。


月影のもとに年経(ふ)る澪標(みおつくし) 潮垂るごとに朽ちぬべきかな
My love had been buoyed by the moonlight for a long time.
But the wetter the buoy gets with brine of tears, the more the buoy decays.


長文を書くよりも三十一文字のほうが全てを表すにふさわしいこともあります。
久しく詠まずにいたので拙さはご容赦のほど。


あの時私が殺したのは「ウチのクルーヤ」ではなく「ウチの FF4」だったのかもしれない。
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メタフィクションか曲解か
以前「(あんな禁じ手を出してのけたなら)とにかく皆が救われさえすれば甘っちょろくても構わない」「ユーザがそのエンディングに納得しなくてもいいから」と言った身です。
とりあえずハッピーエンドで良かった、と微笑みます。

物語構造解釈はともかく、「作者側の事情の推測」に類するメタ解釈は積極的にすべきでない(野暮だ)と私は思ってます。
でも、そのテのメタ解釈をすることで辛うじて冷静さを保てることもあるのです。

以下、FF4TA 終章後編を楽しんだ方、および未プレイのかたはどうかご覧にならないで下さい。徒らに嫌な思いをさせたくないから。

自分でも邪推だと信じたい。でもスクエニ社員さんには読んでほしい。
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鎮魂歌、あるいは弔辞
FF4DS と小説版のクルーヤがそういう人であることは承知しました。
それが公式であるならば私はその事実を受容しましょう。

でも最後に、私が「ウチの」彼を葬り去る前に、かつて私が「ウチの」彼のイメージソングとして選んだ曲をもう一度紹介させて下さい。

BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙(そら)を越えて〜

「ウチの」彼は妻子を心から愛していました。その命さえ救えるなら自分自身が永遠に安息を得られなくなることをも辞さぬほどに。
長子が闇に飲まれていくのをどうしてやることもできず、ただその姿を見続けた。決して目を逸らなかった。もし彼に肉体が残されていたなら喉を潰すまで叫び、全ての爪を剥がすまであがいたやもしれず。
末子が最後の希望となった時、己の自我が消滅することになっても力を与えた。子供たちがこれ以上の罪にまみれることを止められるなら自分自身が消滅しても構わない、と。(ただし犯した罪のあがないを肩代わりしたりはしない。それをしてしまえば罪の主客両者の尊厳を軽んじることになるから)
そして自我が消滅する寸前には妻に許しを乞うた。妻も子も救えなかったこと、止めるためとはいえ子らが殺し合うかもしれぬ事態を招くこと、全てを見届けることさえできなくなることに。それでも子らが救われることを願うし信じると。

ふん、改めて見返すといかにも「女の考えた」姿だったかも知れないね。

さようなら、「ウチの」クルーヤ。
公式における描写と今までの私の解釈とが決定的に食い違ってしまった以上、私はあなたと公式の彼を共生させることができないんだ。
共生させようとしてもあなたが公式の彼の首を──明確な殺意をもって──締め上げる姿が浮かぶようでは無理だ(苦笑)。
公式のほうが後に出ているにせよ、私の二次創作が公式を否定することを私は許さない。
……というよりも、あなただけは葬ってしまわないと私はずっと公式を無視し続けてしまう。
小説版の彼とあなたはほとんど合致しているのにね。
ただ1点、「妻子を救おうとしたか否か」という決定的な点を除いては。

あなたは「罪人」だった。
だがもしその身が動けたならその罪の結果を、世界にもたらした災厄を、少しでも良い方向に向けるべく力を尽くしただろう者でもあった。

あなたの墓標はすでにある。月へ運んでもらった時は「記念碑」にとどまることを願っていたけれど。

Once in "my FF4," you tried saving your wife from her pain.
Once in "my FF4," you sacrificed yourself to save your children.
Once in "my FF4," you begged their forgiveness because you couldn't watch your children's suffering to the end. (Your ego/mind/personality vanished as you gave the light to your youngest son.)

You DID.

So farewell, my version of KluYa.
Because the official version of him NEITHER tried saving them NOR apologized to them.



[2009.01.06 追記]
FF4DS の件のシーンは過日ひろかさんに見せていただいたのですが、素直な印象は「物語として『座りが悪い』」というものでした。
ベタな王道を踏むなら「クルーヤの死にはゼムスが関与」とした上で「いかにゴルベーザはゼムスの手に落ちしか」を描写しますよね?それが一番物語として座りがいい。

ベタな展開を避けるためにしても(先刻葬った「ウチの」クルーヤも人間たちに殺されたことになっていた)描く場面について押さえるべきところを押さえてないというか。
何かこう、「着崩しなのか着崩れなのかわからない服装を見る感」というか
「クレッシェンドして然るべきなのにそのまま進む肩すかし感」というか。
……わかるでしょ、そういう気持ちの悪さ。
はっきり言ってしまうと「ゴルベーザが育った土地からかき消される(ないしゾット/バブイルへ連れて行かれる)」描写が必要だったんでない?と思うのです。
「物語の『座り』」として。

許可を頂いたので言及。(ありがとうございます>roundogさん)
roundog 氏はこの「座りの悪さ」について
「主人公を一番”可哀相”にするため(主人公に「悲劇的な生い立ち」を付与するため)」の計算
(01/05付コメント参照)というメタ見解を示しています。
上記の「ベタな王道」の類はクルーヤとゴルベーザの悲劇性が強くなるから採用されなかったのではないか、と。

以前 FF4DS の「暗黒騎士の鎧は皮膚に打ち込まれている」という設定を「セシル一人を目立たせるためのスティグマ」と受け取った私にとって、氏の見解は納得できるものです。「悲劇性の大小」というか「セシルだけを印象づけようとしている」という点で。
少なくとも私が考えうる限り、座りが良いように(=物語の終焉に向けて { 盛り上がるように | 納得できるように } )あの場面を描写すると必然的にクルーヤやゴルベーザの印象が強くなってしまいますから。

※スティグマ:本来の意味は「罪人/奴隷の烙印(入墨)」。
 転じてキリスト教における「聖痕」。
 ここでは「その人物を特別な存在として強調する、苦痛や罪」の意。
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FF4 novelized version
This is the summary of this entry.
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小説版 FF4 読了
English summary of this entry is here.



DISSIDIA FINAL FANTASY トレーディングアーツ 1BOX
おや、「DISSIDIA FINAL FANTASY トレーディングアーツ」なんてのも出るんですね。vol. 1 に FF IV は入っていませんが今後のリリースには入るでしょう。



さて小説版。
以前、プレビュー読了時に書いた印象でほぼ合ってました。
「ツッコミ所」が本当にツッコミ所になってしまったことも含めて。

「ゲームのノベライズ」の想定読者は基本的に中学生あたりですが、本作の場合はそれに「FF4 オリジナル版(※)も DS 版もクリア済」を足す必要があります。
※:PS版 / WSC 版 / GBA 版でも可。要は旧スクリプトってことね。

描かれているのは FF4TA を前提とした FF4 世界です。
・台詞回しは基本的にオリジナル準拠
 (ダムシアンのイベントの一部は CHRONICLES 版か?)
・設定は DS 版準拠
・しかし DS 版でカットされた演出が小説で描かれている
上記3点より「FF4 オリジナル版も DS 版もクリア済」という条件が発生します。
これは憶測ですが、スクエニは手塚氏に DS 版の追加設定のみ伝えた(全スクリプトは提供しなかった)のではないかと。
で、多分手塚氏は オリジナル版はクリアしていて DS 版はクリアしていない。
クリアしていればジオット城戦の「アレ」がなくなったことに気づくはずだから。(たとえ「魔導船でのセシル・ローザのやりとり」の変更に気づかなくても、アレは強烈すぎてそう忘れられるもんじゃないぞ)


小説版 FF2 『夢魔の迷宮』のようなストーリー改変はなく、ゲームシナリオに沿っています。(多少のアレンジ、追加はありますがスパイス程度にとどまっています)
ただしゲーム中の場面をそのまま描写するのではなくその直前・直後のキャラクタの内面を描くという手法が見られます。
そのためゲームをクリアしている人でないと「何が起きたのか」がちょっと把握しにくいかもしれません。
文字数を喰う場面を回避するためかな。戦闘描写も少ないし。

エッジの登場時期が終盤なため登場時間が短いことへの詫びなのか、エッジ・リディア的表現が多めに描かれている点はエジリディ好きな方々への朗報。
(本作での描写がイメージにそぐうかは人によるので不問)
どうやら手塚氏はカインやゴルベーザに同情的というか思い入れがある気配。


私は手塚氏の他の著作を読んだ事がありませんが、
・この総文字数で
・ゲーム本編のシナリオに沿って
・しかも FF4TA キャラも盛り込んで
書けと言われた時点で両手をもがれたようなものでしょう。
「『作品』として評価するには著者が自由に使える字数が余りにも少ない」というか
「提示された条件をクリアしたなら『仕事』としては完遂。以上。」というか。
「執筆上の制約」が透けて見えてしまうため、私には本作に──少なくとも手塚氏に──良い悪いの評価を行うことができません。

例えば本作中に「美しい面立ち」という表現があります。
常の私なら「そういう表現しないで具体的描写をしろ」と思う所ですが「上下巻でゲームシナリオ全て(しかも FF4TA キャラ付き)では仕方ないか……」と深い深いため息。

決して「どうしようもない駄作」ではありません。

※ここでいう「どうしようもない駄作」とは『リアル鬼ごっこ』のような「基本的日本語文法ができていない」レベルを指すので注意。
……といっても「熱に浮かされる」とすべき所を「熱にうなされる」としてしまっている辺り、日本語があやしい部分もありますが。ありゃ誤記ではなく誤植ですよね?


同時に「他者に『これは読め!』と勧められる作品」でもありません。
手塚氏にもっと時間と紙面が与えられたバージョンがあるなら読んでみたいな、とは思います。FF4 どうこうの前に手塚氏の名誉のために。
口絵や挿絵を見るに本作の制作期間はそうとうに短かったものと推察できますから。
# 残念ながら口絵・挿絵は期待するべからず。
 想定読者が中学生だと仮定するなら「読者が怒るほどに簡素な」ものです。
 ほら、中学生の頃ってきらきら美麗な挿絵が好きだったでしょ?
 (有り体に言ってしまえば、挿絵がきらきら美麗なら若年層読者の何割かは騙せた)

作者ではなく編集サイドに対してなら大声で言いたいことがあります。
損益分岐がシビアなのはわかるけど、せめて本作の 1.5 倍程度には文字を使わせてあげてよ。あと校正はしっかりやって下さい(涙)。
FF4 みたいに「初リリースから長い時間が経っている」作品は当時の子供(今の成人)も読むのだということをお忘れなく。



【個人的に楽しめた点】
  • 本作のダムシアン両陛下とアンナさんはめっちゃくちゃカッコいいです。
  • トロイア側が「他国の民間人1人のために国の宝を貸せってか?ああん?」という反応を示すのは個人的に好印象です。普通はそうだわな(笑)。
  • 封印の洞窟イベントの解釈は今まで同人でも見なかったものなので新鮮でした。
    [ 追記 ] 同人で同様の解釈がなされたものも以前より存在するとのご指摘をいただきました。感謝。私が出会わなかっただけのようです。 [ /追記 ]
  • ゾットの塔でゴルベーザが凝らした「趣向」。これは人によりけりですが私は「うまい!」(いいアレンジだ!)と膝を打ちました。
  • 一番嬉しかったのは 下巻 P 222 のラスト5行。ベタで陳腐な演出かもしれませんが「親友だと伺わせる描写」がミスト以降は希薄な FF4 本編に対する溜飲が本作で少し下がりました。

「深い深いため息」をついた「美しい面立ち」について、一読者としては「いっそ美形であるという情報自体を削ってしまうべきだったのでは」と思います。
しかしセシル好きの身は「ああやっぱりキレイな顔なのか」と苦笑込みでニヤリ。
「凛々しい」「端正な」「整った」などでなく「美しい」のかい!


【個人的に「ネタとして楽しむ」方向性で読んで正解だった点】
  • カインに花嫁姿を見せにくるローザ
    (しかも「あなたに最初に見てほしかった」とまで言う)
  • パロポロテラの3名は「運命」を諾々と受け入れる(自己決定を積極的に放棄する)
  • 30歳にもなって「私のことを理解してくれる人だと思ってたのに」と、一方的な期待が外れたことに失望してるゴルベーザ
    (いや、術の影響とか育ちとかから弁護できなくもないけど)
  • 最後の最後の別れの時に「あなたは僕が憎かったのか?」と質問するセシル
  • 「これ以上、自分が世界に影響を及ぼしてしまうのが怖いから」という理由で子供らを完全放置していた最低なクルーヤ
    (それが理由ならゴルベーザを放置するのは許されないと思うんだ)

……などなど、かつて FF7 が「エヴァンゲリオン風味」と揶揄されたことを彷彿とさせる「自意識肥大」な人物描写が散見されるのが何とも(苦笑)。
この自意識肥大っぷり(カインについては具体例を挙げるまでもない)を含めて「対象読者は中学生」と判断しました。
私にとって FF4 というのは「無様にあがいてわめいてはいつくばって、それでも最後は自分で自分の道を決める」というイメージなのですが……どうも本作の一部男性陣は自己決定権を放棄しているというか「自分の現在(の不幸)しか見ていない」ような印象が。



「FF4のテーマは『心』である」と時田氏が解説にて明記。
以前セシル100質(Q. 39)で「(クルーヤの宿題の)シナリオ上で与えられている解は多分『心』」と発言した過去があったので恥をかかずに済みました。


で、2009年03月には FF4TA 小説版も出るそうですよ。
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