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【ネタバレなし】「最後のジェダイ」観てきました
12/15に STAR WARS EPISODE VIII「最後のジェダイ」を観てきました。

あー………ネタバレを避けるとホント「反乱同盟軍ばんざああああああああい!」くらいしか言えない(苦笑)。

本作は今までで一番人物描写が濃いというか、キャラクターに「血が通っている感」を与えているという印象です。
代償として「各人物の狭い周辺」の描写となるのでスケール感は少し下がるかな。
総じて「小粒で濃い描写を並行して進めている」という感じ。
旧三部作の韻を踏んだ描写は例によってたっぷり。
いかにもディズニー的な「かわいらしさ、ユーモア」については入ってしかるべきものと受容。

前作「フォースの覚醒」は意図的にわざとらしいほど旧三部作をトレースしてたけど、本作は続三部作のアイデンティティを確立したんじゃないかな。旧三部作とも新三部作とも異なる作風。
カイロ・レンというキャラクターは明らかにカリスマに欠ける人物として描かれているわけだけど、「最後のジェダイ」を見るとその「不完全さ」こそが続三部作の重要人物として必要な要素なんだろうなと妙に納得。

新三部作のアナキンも続三部作(個人的仮称)のカイロ・レンも「お前何歳だよ……」な点では同等なんだけど、なぜかカイロ・レンに対してはアナキンに個人的に覚えた嫌悪を覚えないのが不思議。
ボダっ気(境界型パーソナリティ障害の気配)がないからか、私にとってはもう「次の世代」の人物で「リアルタイムの感情」ではなく「見守る目線」の感情が向いてしまっているからか。「堕ちゆく姿」ではなく「もう堕ちた(あるとすればあとは登るだけな)姿」だからか。「堕ちなきゃいい子だったんだろうな(もう遅いけど)」感があるからか(アナキンは堕ちる前からアレなので)。

しかし「フォースの覚醒」ではられた伏線が回収されないまま新しい伏線が……。

キャリー、あなたの最後の作品を拝見しました。次作であなたを見ることがかなわないのが寂しいです。

そしてフォースに帰った友人たちは何回みんなに劇場へ呼び出されたやら(笑)。
# 他界した友人に「一緒に見ような」と心で呼びかける人が多いから
映画・STAR WARS | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | by すばる
STAR WARS EP7「フォースの覚醒」: We are home!(ネタバレなし)


2015/12/18、TOHOシネマ日劇にて STAR WARS EPISODE VII「フォースの覚醒」観てきました。
「大事な用があるんです」でお仕事を午後休いただいて、反乱同盟軍マフラー身につけてライトセイバー持って日劇に着いたのが14:00頃。
すでに友人らの幾人かは到着してて、みんなでお喋りしたりコスプレで来た人とハイタッチしたりマスコミの取材受けたりしながら上映を待ちました。
日劇は1978年に日本で最初にSWを上映した劇場なので(俗にいう「聖地」なので)気合入ったファンが多くて、持ってくるライトセイバーが「FX」と呼ばれるハイエンドモデルな人が多いこと(笑)。

懐かしいキャラやビーグルや台詞が出るたびに温かい拍手が起き、笑いどころでは笑い、いくつかの場面では皆で息を飲む、そんな連体感に満ちていました。
ああ、いい劇場体験だった!

さて本作。
見終わった人の多くが「STAR WARSだった!」と最初に口にして(私もそう言った)、取材しているマスコミの人が困惑するほど。
どういうことかというと、1977〜1983の「旧三部作」(EPISODE IV〜VI)と1999〜2005の「新三部作」(EPISODE I〜III)ってずいぶん作風が異なっているのです。一部のファンは「新三部作」を「SWじゃない」と拒絶してしまう程度に。
「STAR WARSだった」というのは本作の雰囲気が「旧三部作」に極めて近く作成されていたことを意味します。
いっそ過剰なまでに「旧三部作」へのオマージュに満ちているのです。
なので旧三部作のファンからすると「We are home!」(予告編でも見られるハン・ソロのセリフより)

一方でメインとなるストーリーは「序章」です。
主要登場人物がどんな人物なのか、主人公がどんな旅に誘われるのかまでを描き、まだ話の核までには踏み込んでいません。
なので今まで STAR WARS 見たことがない人でも大丈夫ですよ。
むしろ主人公たちと同じ目線で物語を体験できると思ってくださいね。
※ただし、ダース・ヴェイダーとルークとレイアの関係を把握しておいたほうが物語が理解しやすくなります。


おおよそ本作はSWという作品とファンに対して「ただいま!おかえり!」と宣言しているようなもの。

個人的に、EPISODE VIII(2017/05公開予定)が今回の三部作(仮に「続三部作」と呼ばせてください)のアイデンティティとなるんじゃないかと思っています。
今回の「フォースの覚醒」は「ただいま!おかえり!」ということで「旧三部作」へのオマージュに満ちていましたが、次作でもそれやったらちょっとやりすぎかな。

とりあえず大事なこと。
BB-8はかわいい。
X-wing はかっこいい。
日本語翻訳が林完治さんだ万歳!
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ライトセイバー選び方ガイド
STAR WARS EPISODE VII「フォースの覚醒」(以下TFA)公開まで一ヶ月を切りました。
初日からの3日間のチケットは11/18に予約開始ということで苦労なさった方も多かろうと思います。
ちょっと今回のチケット争奪戦はひどかったですよね……。

さて劇場で TFA を観るにあたりライトセイバーを持ち込みたい人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ライトセイバーは大きく分けて3種類あるので軽くご紹介したいと思います。

【レベル1/ベーシック】
通常価格だと約¥1,500。
柄、刃ともに不透明なプラスチックでできています。光るギミックはありません。


【レベル2/エレクトロニック】

上記写真の一番上が該当。通常価格だと¥3,500前後。
柄はプラスチック、刃は半透明プラスチック。
柄に光るギミックが仕込まれています。


点灯するとこんな感じ。刃の部分はタケノコ式になっていて縮めることができます。
今の時期だと価格を吊り上げている業者もあるようです。
「レベル1/ベーシック」と「レベル2/エレクトロニック」を外見だけで区別するのはちょっと難しいので、光るライトセイバーをお求めの場合は必ずそれが光るものかどうか(電池を必要とするかどうか)を確認してくださいね。


【レベル3(3.5)/FX】
「レベル2/エレクトロニック」の1枚目写真の中段、下段が該当。通常価格だと¥20,000強。
柄は金属、刃はLEDを仕込んだポリカーボネート(だったと思う)。
刃そのものに光るギミックが仕込まれており、点灯と同時に「ブーン」という効果音。
刃に衝撃を与えるとライトセイバーの衝撃音が鳴ります。
(本気でチャンバラやると壊れるので注意)


点灯するとこんな感じ。刃は縮めることができないので持ち運びの際は釣竿のロッドケースなどを使うのを推奨。
剣道用の竹刀袋はおそらく柄の部分が入りません。
「レベル3.5」は刃の色をアナキン(青)とヴェイダー(赤)に切り替えられるモデル。
また FX の中にはリムーバブル(刃と柄を分割できる)タイプもあり、こちらの価格は¥35,000〜40,000。


【使用キャラクターと刃の色について】
クワイ=ガン・ジン:緑
オビ=ワン・ケノービ:青
ダース・モール:赤
アナキン・スカイウォーカー:青
メイス・ウィンドゥ:紫
ドゥークー伯爵:赤
ヨーダ:緑
ルーク(EPISODE IV, V):青
ルーク(EPISODE VI):緑
ダース・ヴェイダー:赤
(グッズが出ているキャラクタのみ。ごめんなさい、アニメシリーズのキャラのセイバーの色は把握してないです……)

【FXライトセイバーの有効利用】
懐中電灯になります。……というのは冗談として。
数年前の STAR WARS in Concert のように、キャラクターがグリーティングしてくれるイベントがあるときに持って行きます。
というのも、キャラクターと写真撮りたいという人に貸してあげるとすっごく嬉しそうな顔をしてくれるから。
勿論私が欲しかったからというのが購入動機なんだけど、最近はその笑顔が嬉しくてイベントに持って行ってます。



最後に、劇場でのライトセイバーの使用について。
上映が始まるまでには消灯。これ大事。
マナーを守った上でみんなでライトセイバー振るの、楽しいよ!
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ミュージカル「シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜」
ミュージカル「シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜」見てきました。

もともと映画「天使にラブ・ソングを……」はお気に入りの1本。
「場末のクラブ歌手が殺人現場を目撃してしまい、口止めに消されてしまわないよう修道院に身を隠す」というのが大雑把なプロット。
ド下手な聖歌隊を主役が鍛え上げるのだけど、結果としてソウル・ミュージックをカトリックの聖歌隊が歌ってしまうのですよ。

本作がミュージカルになっていると知って英語サントラを買ってて、いつか日本で上演してくれたらいいなと思ってた。
そしたらついに日本上演と聞いて、仕事がかなりキツい状況だけどチケットだけは迷わず買っていた。
私はミュージカルというものを見たことがなかったから、森公美子氏と瀬名じゅん氏のダブルキャストのうちTVなどで目にする機会が多かった森氏の回を選んだのです。
両氏の写真を見て、映画のデロリスの「肝っ玉」感を森氏により強く感じたというのもあるけどね。


さて。
ミュージカルって楽しいんだね!楽しいんだね!!!
以前からサントラを聴いていたから楽曲は知ってたけどね、それでも実際に舞台で見るとこんなに楽しいんだ。
森氏の声の力と可愛らしさは勿論のこと(テーブルに乗るのに足をバタバタさせるとか反則だよ)、年を重ねた指揮者であるシスター・マリア・ラザロがものすごくロックな人だったり(前屈み&ダミ声で畳み掛けるように歌うのってものすごく大変だろうに。プロってすごいね)、前半一番の盛り上がりで指揮者さんが観客に対して手拍子を煽ってくれたり、鳳蘭氏が演じる修道院長さんが後半どんどんオイシイ役になっていったりと実に楽しかったです。
エディ(刑事さん)のバラードもいいシーンだったよね。あの早変わり!切ないラブソングのはずなのに笑わせやがって!
ギャングとシスターの追いかけっこのシーンでは(……有名な映画だからネタバレじゃないよね?)観客席に役者さんが降りてきたりして、S席を買った自分を褒めたとも。
オリジナル(英語)歌詞でかなりキワドい部分を日本語でもきっちりキワドく訳していたのもお見事。

各種SNSを見るに、今回の初日は「まるで千秋楽のような」盛り上がりだったらしい。
これが初のミュージカル鑑賞だったのは運が良かったなあ。

ただね。
どうも今回の演出は「森公美子氏だからこそ」の部分があったような印象。
有り体に言うとふくよかな体型を生かしたギャグがあったのね。
するとダブルキャストである瀬名氏の回は彼女だからこそのギャグがあると推測されるわけで。
……おいどうするよ、瀬名氏の回も見るか、見るのか、私?


ああそうそう、忘れちゃいけない。
ギャングの中に一人とても子どもっぽい人がいて、彼がR2-D2のぬいぐるみを抱えているのですよ。
本作の設定が「1977年の年末」と知って深く深く納得した私は STAR WARSオタクです。
※1977年:STAR WARS公開年


※これはオリジナル版でなくドイツ語、それも「一幕見」だけど、本作のノリを伝えるのに一番いい動画。修道院長のお美しさと気品も含めて。



ほんとモリクミかわいいよモリクミ。
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「はやぶさ 遥かなる帰還」見てきました
カテゴリは「映画」だなあ。

東映「はやぶさ 遥かなる帰還」見てきました。
はっきり言うと本作の宣伝には不愉快な印象を抱いていますが(率直に言うと「えげつねぇ、おとなげねぇ」。競合作品各社が「お互い頑張りましょう」というエールを送りあう姿勢をしてたのにガン無視ですからの)、本作自体は説得力のある良い映画です。
事実にそぐわない箇所(衛星運用上ありえないはずの描写とかこの当時はこの名前じゃない/これは存在しないとか)はあります。しかし映画として良い作品なので個人的にはそういう箇所を無視できました。
※私が「ツッコミ所を無視できる」というのは相当なことです

この作品を見る際、専門用語や「この場面で何をやっているのか」がわからなかったらスルーして物語に専念したほうが良いでしょう。それらを無視しても物語自体は十分に追えます。映画としてよくできていますから。

個人的に一番感銘を受けたのがロストの46日間の「報われない作業と精神的な疲労蓄積」の描写。
個人的にはリエントリのシーンよりもこのシーンに賞賛を送りたい。
あと、山崎努さんの演技がいい。爪が汚れてるという細かさもすごくいい。

ただし、間違っても本作を前提にした質問をリアル「はやぶさ」関係者にしないであげてほしいと思います(苦笑)。本作、「映画的リアリティ」は非常に高いのですが、リアル「はやぶさ」はぶっちゃけ「事実の通りに描けば描くほど嘘っぽい」ので(苦笑)。
※「リアル」かどうかで言えば本作よりFOX「はやぶさ/HAYABUSA」に軍配が上がります。特に宇宙研のノリの描写と宇宙科学に携わる者の難儀の面の描写で。映画作品としては本作に軍配かと。

でもこれだけは言いたい。先生、駅は反対方向です!(笑)

繰り返しますが映画としては実に良い作品です。
自分がなまじ復路からリアルタイムに「はやぶさ」を追っかけてたゆえに作品に酔えないのが残念なくらいにね。

【競合作品と比べて】
  • 「はやぶさ」それ自体に思い入れがある、または「はやぶさ」のミッション過程や成果に興味があるなら「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」
  • 「はやぶさ」チームという人々に興味があるならFOX「はやぶさ/HAYABUSA」
  • 「映画として骨太な人間ドラマを楽しみたい」なら本作
をお薦めします。

【関連記事】
「はやぶさ」映画情報整頓
東映『「はやぶさ 遥かなる帰還」オフィシャルJAXAツアー』の代理取材してきました

【宇宙研は見学できます】
本作の主な舞台になっている宇宙研は見学可能です。詳細は ISAS | 相模原キャンパス見学案内 に譲ります。
ご興味のある方は毎年7月末に開催される特別公開にぜひ。実際の研究者さんたちがどんな方々なのかが(色んな意味で)よくわかります。本作のイメージ抱いて見に行くと愕然とすること請け合い(笑)。
※天文衛星各チーム、遠慮はいらないから思う存分やっちゃって下さい!
 色んな意味で宇宙研本流はあなたがただ!

【オマケ:競合作品感想】
『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』観てきました
「はやぶさ/HAYABUSA」観てきました

【本作の専門用語や場面の意味を知りたい方は】
『はやぶさ、そうまでして君は』(川口淳一郎)
『飛べ!「はやぶさ」 小惑星探査機60億キロ奇跡の大冒険』(松浦晋也)
などを読まれるのが最短ルートです。
※『飛べ!「はやぶさ」』はローティーン向け
以前私が作った「はやぶさ本選択チャート」もお役に立てば良いのですが。(2011年夏以降に出た本は反映されていません)
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「はやぶさ/HAYABUSA」観てきました
まず前提条件。私は2006年初頭から「はやぶさ」を追っかけていた「オタク」層にあたります。

結論から言うと、20世紀フォックス「はやぶさ/HAYABUSA」は(私にとっては)全く観客をナメていない良作です。

困難な状況を描くシーンが多いですが全体として前向きな(あるいはコミカルな)雰囲気を維持し、大仰な感情表現を用いない演技がなされていたのは個人的にとても好み。そして、研究者を取り巻く冷酷な事実もきちんと描かれています。
「熱い」とか「感動!」というよりは「前向きで誠実な」という印象です。
何より重要なのは「映画として成立しているのにほとんど事実(マニア視点から見ても致命的なツッコミ所がほとんどない)」。
一言で言うと「フォックス、よくぞ140分でここまでやった!」です。
ただし、本作は決してドキュメンタリではありません。「事実に即したエンタテイメント」です。
あと「感動で号泣」を期待して観にいくのはお勧めしません。もっと淡々としています。

事実と違うところ(映画の性格上イオンエンジンチームの手柄が他の人のものになっていたり)、描かれていないこと(ミネルバ……)はあります。
しかし全体として見れば「はやぶさ」チームの雰囲気や熱意がよく描かれていると感じました。
(あくまで外野から見た限りは、ですよ。私は関係者ではないから)
それゆえに情報量は多く、また専門用語も容赦なく飛び交います。なじみのない方にとってロケット打上げシーンまではちょっと辛いかも。140分という時間も含めて「全く観客をナメていない映画」です。

(真面目な話、「はやぶさ」をよく知らないけれど本作を見たいという方、プラネタリウムで「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」をご覧になっておくと本作を見るのがかなり楽になります)



【競合作品と比べて】
  • 「はやぶさ」それ自体に思い入れがある、または「はやぶさ」のミッション過程や成果に興味があるなら「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
  • 「はやぶさ」チームという人々に興味があるなら本作
をお薦めします。
あと、うん、スイングバイの描写は……あれか、「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」はスィングバイ描写のスタンダードを作り上げた、とでも申し上げるべきか……。

【俳優さんすごい】
  • 演じた竹内さんはコミュニケーションスキルの低い方ではないと思われますが、主役の水沢恵のキャラクター(コミュニケーションスキルが低い)を実に上手に表現されています。
    説明を聞いている時に「説明している人でなく説明対象をガン見する」様子は私も身につまされます(苦笑)。
    ただ、他のキャラクタ(実在人物がベース)と比べると恵(人格に関する特定モデルなし)の人格設定は余りにも「絵に描いたようなオタク」という印象。
  • 「完コピ」が売り文句の本作の中でも佐野さんの川口教授(プロマネ)、マギーさんの山田准教授(カプセル担当)、甲本さんの西山准教授(イオンエンジンチーム)のクローンっぷりは異常。

【「はやぶさ」ファンでない人には辛いかもしれないけど】
カンガルーの件、あれ、実は元になるエピソードが実際にあるんです。
そんな感じで「はやぶさ」マニアでない人にとっては「白々しいコメディシーン」に思える部分があります(苦笑)。
また、作中で恵が描いている絵本(と「はやぶさくん」の独白)は実際に(2001年から2010年まで、その時々で中身を更新しながら)宇宙研のイベントで配布されていた『はやぶさ君の冒険日誌』に準じています。
『はやぶさ君の冒険日誌』は書籍化されていますので、本作で興味を持たれた方にはおすすめです。

【不満点】
  • 生瀬さん演じる「はやぶさ」オタクの描写はあんまりにもひどすぎる
    ……いや、最後の最後に全部もってかれましたけどね、私も爆笑しましたけどね(苦笑)
  • 坂上さん、それ、違法行為です。(劇中最後の彼の登場シーン)
  • 恵さん、光学班の仕事して下さい!(笑)

[追記 on 2012/09/10]
この夏に齋藤潤氏にお目にかかる機会を得たのですが、齋藤さん曰く

「あれは立ち入り禁止区域外という設定だから坂上は違法じゃないですよ(笑)。
リエントリの時はJAXA以外の人も観測に行ってたでしょう?
阿部(新助)さんや 中村(良介)さんみたいな『元はやぶさ理学チーム』の人も行ってた。
恵はそういう人たちのエスコートとして一緒にいたんです。
恵自身も任期付の立場でミッションのコアメンバーじゃないから」


とのこと。えー、画面じゃわかりませんって(苦笑)。



【関連記事】
「はやぶさ」映画情報整頓
20世紀フォックス主催「はやぶさ」帰還1周年記念イベント速記(未編集につき注意)
20世紀フォックス「はやぶさ/HAYABUSA」インタビュー

【宇宙研は見学できます】
本作の主な舞台になっている宇宙研は見学可能です。詳細は ISAS | 相模原キャンパス見学案内 に譲ります。
ご興味のある方は毎年7月末に開催される特別公開にぜひ。実際の研究者さんたちがどんな方々なのかが(色んな意味で)よくわかります(笑)。

【オマケ:競合作品感想】
『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』観てきました
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「はやぶさ」映画情報整頓
そろそろ私自身が混乱してきたのと、FLASHだけで構成されている公式サイトをいちいち参照したくない(コンテンツ表示待ち時間が耐え難い)という魂胆で立てたエントリです(苦笑)。

「はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH」

※備考:全天周映像「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の劇場配給版。
 トレーラーは全天周版のほうをおすすめします。劇場配給版トレーラーは編集がいまいち。


「はやぶさ/HAYABUSA」



「はやぶさ 遥かなる帰還」



「おかえり、はやぶさ」

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大人用だよね、これ
私も寝袋ほしい。」エントリにてネタにしたトーントーン寝袋。
今年の4月に「本当に商品化」という話を engadget 日本版で聞いてはいましたが…… LFL の認可をきっちり受け、そしてまさかの大人サイズ
やられた。完ッ全にやられた。
もうやだ、こんな全力投球でバカをやるアホども。最高じゃないか。
(注:私の言う「アホ」は褒め言葉)



レヴィ=ストロースの訃報を先日耳にする。
失礼ながら、ご存命だったことにびっくり。
だってレヴィ=ストロースといえば人類学における「歴史的業績の持ち主」ですから、てっきり他界されていたものとばかり……。
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全天周映像『銀河鉄道の夜』観てきました
仕事帰りに上映館が近くにあったので全天周映像『銀河鉄道の夜』を観てきました。

公式サイト
・PV:その1 | その2

『HAYABUSA』の時にも思ったけど「フルドーム」というのは上映環境として非常に面白い。
確か昔のディズニーランドにも360°パノラマ上映のアトラクションがあったと思うけど(あれ?筑波万博の記憶違い??)視覚に体感が騙されるので擬似的に「体が空に浮く」。
本作では冒頭の「白鳥と一緒に飛ぶ」シーンと竜胆の野原のシーンが圧巻です。
あと「車窓から銀河を見る」シーン。平面ではこのようにしかならないけど全天周だと「自分が車窓を見ている」ように感じられます。

コンテンツそのものは『銀河鉄道の夜』の「紹介」です。
所々で「賢治さんは〜」という作品解説ナレーションが入るために作品に没入できないのが個人的に残念なところ。
もっとも、作品全体を映像化してはいないので(プリオシン海岸、鷺猟、灯台のシーンは事実上カットされている)ナレーションが入るのは正しい選択だったのかも。
挿入歌に英語が入るのは本作に似つかわしくないなという印象も。 (曲は好きなんだ、曲は!)
KAGAYA氏の絵のきらびやかさは公式サイトを見ての通りで、個人的に絵画としては「3日見ると飽きる」と思っているのですが(ファンの方々ごめんなさい)、本作に限って言えば合っていると思います。宮沢賢治の作風はああいう「闇の中に青く灯る燐光」だもんね。

うん、本作はおすすめです。

そして(原文を読んだはずなのに)25年近くにわたって『銀河鉄道の夜』を誤解していたことを知る。
カムパネルラは石炭袋に自ら留まったわけじゃなかったんですね。
(25年近く昔にやったアニメ版映画ではそう描写されていたのです)
本作を観た後、あわてて青空文庫で原文を確認してしまいました。
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ザ・ムーン
「いぶき」打ち上げ延期で午後半休がガラ空きになったのもあり(苦笑)観てきました。

【まず感想】
できるだけ大きいスクリーンで見るべき1本。TV画面で見たら価値半減。
月面での打ち上げ(月着陸船離陸)の映像だけでチケット代払う価値はあった。
DVD 購入確定。もう1回は劇場で見たいな。
(前世紀なら「そのまま居座ってもう1回」ができたのに!)

【レビュー】
マーキュリー、ジェミニ時代についてはさらりと説明されているのみで、実質的にはアポロ 1, 8, 11, 13 がメイン。
全体の流れを貫くのはアポロ宇宙飛行士たちの
「パイロット」→「宇宙飛行士」→「月面科学調査隊員」→「月に行ったのは『自分』ではなく『人類』」
という意識の変化。
「米ソ冷戦による宇宙開発戦争」という側面は世相描写にとどまっています。
「サイエンス、テクノロジーに熱く燃える」のではなく「物静かで宗教的(※)とさえ言える人類礼賛、地球礼賛」。
※熱狂的・狂信的という意味でなく敬虔という意味で
「礼賛」が安っぽい(or 胡散臭い)ものになるギリギリで踏みとどまっているのは「本物の映像、音声」「実際に行った人間による語り」という重厚さのおかげ。
おそらく1カ所でも再現映像が挿入されていたら「礼賛」は一気に陳腐なものになったはず。
まるで冗談のように短いスタッフロールは「本作に再現映像や CG は含まれておりません」の証左ですね。
この「礼賛」を踏まえると、やはり日本版タイトルが『ザ・ムーン』という「モノ」を示すものなのが残念。『In the Shadow of the Moon』という原題は「モノ」でなく「人」を示すものだからね。

というわけで「燃える技術者魂」を期待すると肩すかしを食います。
(そういう点で日本版公式サイトは本作の雰囲気をよく表してます。
 FLASH がどうにも重くてかなわないのには閉口しますが……)

【鑑賞前の注意】
最低限 アポロ 11 クルー3名のフルネームは頭に叩き込んでおくこと。
作中のインタビューではファーストネームのみで話が進行する部分もあります。
アポロ 11 月着陸船の名が「イーグル」であるという知識も必須。
余力があれば『ライト・スタッフ』のあらすじを把握しておくと序盤で語られている内容が理解しやすくなります。

【さらに感想】
エンドロール直前における「アポロ捏造説への集中砲火っぷり」が素晴らしい。特にコリンズ氏のコメントは必見。
ランデブーが大好きすぎて着陸船のコンピュータをパニックに陥らせたオルドリン氏とか、エレガントなまでに静かな表情で「月面車スピードコンテスト」を語るヤング氏とか、あんたら澄ました顔して何話してるんですか……。惜しむらくはビーン氏の「カメラぶっ壊しちゃった事件」@アポロ 12 が話に出てこなかったことだね(笑)。
一方で、戦闘機パイロットである友人たちがベトナム戦争に赴く中、宇宙飛行士であるという1点によって戦場へ行かずにいる(それどころか注目・賞賛されている)ことへの罪悪感、アポロ1の悲劇を知らされた時にその意味が理解できなかったという困惑、「もしもの場合に備えて用意されていた広報文」(すなわち同僚の訃報)を無表情に読み上げる姿などは重い。

それにしても、この映画で「ムーンリバー」は選曲を誤った。
(しかも短すぎるエンドロールに曲を乗せたためにラスト1分は画面が真っ暗)
本国公開版はエンディングに曲を乗せていなかったのではと憶測します。
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