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天野原画展、感想の前に
先の週末に天野原画展「加速」に足を向けたところ、池袋は既に花が開いていました。とうとう春になったんですねえ。

さて、美術館で開催されるのを除けば「原画展は客引き、主催者の本来の目的はアールビバンの商売」だというのは(少なくともウチのサイトを見てくださる年代の方は)皆さんご承知だと思います。
別に私はポジティブキャンペーンもネガティブキャンペーンも打つ気はありませんが、ちょっと検索するとアールビバンの商売について色々と言われているのが見つかります(そしてそれらの指摘はおそらく事実でしょう)。
そもそも作者が存命中であるという前提においては、「絵の適正価格」なんてのは「それが原画であり、かつ作者自身または購入者自身が値付けした」場合しか定義しえないと私は思っていまして、それ以外のものについては資本主義のルールに従うだけかと。
しいて「市場価値の相場」を知ろうと思ったら画商のサイトを見ればいいと思います。中古品が画商に出回っている時点で「美術品だなんてとんでもない」とわかるよね、というのも含めて。
そして値段を見ればもっとそう思うかと(だいたい原価の1/7〜1/10の値段)。

いや、買うなというんじゃないんです。
アールビバンが悪徳商人だと弾劾するつもりもありません(個人的にはどエラくアコギだとは思いますが)。
ただ買うのならそういう事実を知っておけ…例えるなら「この世の誰一人として価値を認めない、道端に転がってた石ころに大金をつむ」ぐらいの心意気と覚悟を持ったほうがいいね〜と思うのです。
要するに「自分一人の思い込み思い入れパワーのためにいくら積めるか、決めるのは自分だよ」と。
そういう点では工房がどうの生産数が限定でどうのをセールストークにするのは不実だわ。褪色への対策の有無とか作者自身による品質チェックの有無はセールストークにしてもいいかもね。(褪色については説明責任、かな)
限定数は「飢餓感を煽って判断力を失わせる」点で商売としては非常に有効。商売人としては非常に不実。
一番誠実なのは「時期も数量も限定しない受注生産」でしょうね。それこそ金額は青天井になるけど。
次点として(そして現実性の高い道として)は「お手ごろ価格帯商品」も出すことでしょうか。例えば天野オフィシャルサイトで売っている「Amanosworld Original Collection」のような4色分解印刷のミニポスターとか。
ただしこれには原画描いた人の意向がからんできます…少なくとも天野氏はOKみたいですね、自分トコで出してるんですから(笑)。

[03.24追記ここから]
ただし天野のFFイラストのような「商業作品」については著作権が原画作者自身にないことがままある(FFイラストの著作権所有者はスクウェア・エニックス)ので商品化のゴーサインを出せるのが原画作者ではないケースも。
言い換えれば天野のサイトでFFイラストが安価で売られる可能性は(彼の他の絵に比べると)低いです。
[03.24追記ここまで]
[07.02追記ここから]
ごめん嘘ついた。調べたら天野のFFイラストの著作権は天野氏本人が保有してた。ただ隣接権利とかそこらへんはわかんない。
[07.02追記ここまで]

言うまでもありませんが「仕事として描かれた」ものと「作者の創作欲で描かれた」ものを同列に扱うのは描き手側の論理からは暴論どころか侮辱になるでしょう。
でも両者はグラデーション的に変化するし「受け取り手がどう感じるか」に作者のスタンスは実は関係ないのよね。作者さえ黙ってれば。

ただ、そういう諸々を知らずにお金を出して、後日「資産価値がない」ことにショックを受けた人にはかける言葉が見つかりません。しいて言えば「何事にも先達はあらまほしき」、かな…。(そもそも資産価値を望むなら絵の複写なぞより宝石のほうが適任ですが)

でもね、やっぱりアコギな商売してると思いますよ、あそこは。←本日の結論

しかし、この私の理屈って数字のケタこそ盛大に違うけど音楽にも通用しちゃうんだよなあと今気づいたっす。
「それで買うヤツがいるから、問題視されているのに一向に商売が改まらない」点もね。
(近年はネット配信で事情が変わってきましたね)

念のため言っておくと「映画1本のために海外行った」件。
あれに関しては、私が金を積んだ対象は「ROSという映画」でなく「アメリカ初日という体験」です。
「ROSという映画」に関して言えばわざわざ海外行かなくても待てば国内で全く同じ品質のものが見られたんだから。

絵だの音楽だのは「同じ品質のものを得るためには他の手段が存在しない」ので、それとは話が違います。
雑記 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | by すばる
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