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引き続き『SPIRITS』。

※本エントリを書いている者は『BLACK』『BLACK RX』以外のライダーをきちんと見たことがありません。世にいう「昭和ライダー」たちを昔から愛してきた方々には不満な記述があるかもしれませんがご容赦下さい。



『仮面ライダーSPIRITS』(原作:石ノ森章太郎/漫画:村枝賢一)16巻購入。
戦いはますます残酷で凄惨になっていくのにコミカルなシーンが強烈に印象に残る、というのが読後の第一印象。
「本家」に感銘受けてる場合じゃないだろ10号。

本当は「燃え」ているのですが TV 放映未見のせいで「かっこいい」「すげえ」しか出てこない。
放映を見ていれば、そのかっこよさの背景にあるものがわかっていれば、もっと具体的に言葉で表現できただろうに。
各人物についてだけならば背景知らなくても言える。しかしこれではまるで「萌え」感想だ。

以下「続き」。
過去「ヤクザ蹴りが似合う仮面ライダーなんて電王の赤い般若さんぐらいだろ」と思っておりましたが昭和のライダーは偉大でした。茂兄ィかっけーっす!
昭和特撮のダサカッコ良さ(注:敬意含んでの褒め言葉)をとくと拝みやがれ!と言いたくなる登場、そしてあの口上と共に繰り広げられる怒濤のバイクアクションの末の見返り姿に「いよっ!立花屋ァ!」と大向こうを張り上げたくなります。

# 「鯔背」とか「粋」というよりは「気っぷのいい」兄哥(にぃ)さんだなと。なんでかわかりませんが彼に関しては歌舞伎めいた形容をしたくなる。
大向こうは「石森屋」とか「村枝屋」でなく、あくまで作品世界中の視点で送りたいので「立花屋」。



本作初登場の時もボロボロの姿で高らかに口上をあげ「(勝ち残った者が正義なら)じゃあ俺が正義じゃん、これから楽勝で勝ってくるんだからよ」とふてぶてしく笑う(変身後ですがあの時の彼は笑っていたはずだ)男気を見せていましたが、前巻での「再会」のむごさにどうなってしまうかと不安に思っていました。
さすがは "stronger"。

  • 第2巻でヨロイ元帥が「脳髄を手土産に」と言ったのは比喩でも何でもなかったのか。
    あそこまで「おぞましい」という語が似合う画もそう見られるもんじゃない。
  • 「人の体でなくなっても人間だ」というメッセージ自体は1巻の一文字、6巻の滝がそれぞれ
    「人の体を失ったライダーが人の体を失った人間に」
    「人の体を持つ人間が人の体を失ったライダーに」
    という構図で発していますが今回は「人の体を持つライダーが人の体を失った人間に」という構図。
    しかしあれは「壊す」という語を否定しただけなのかもしれないとふと思う。「尊厳のために死を」と乞われたなら、ああも即座に拒んだかどうか。
    空気読めなかったり、いい年こいてどぎまぎしたり、かと思えば人間の尊厳を汚された憤怒(ほとんど殺意)を浮かべたりと今回の彼は表情がよく変わる。それともこっちが彼の素の姿?
  • ネェさんがしっかり「ダーリン」の写真を手に入れていたり、剣使いがしっかり太刀筋を取り込んでいたり、SPIRITS 第10分隊はいつの間にX・神敬介を籠絡したんだ。
    彼が登場初期は人を寄せ付けようとしなかった事を思えば SPIRITS のライダー・サポート・スキルって素晴らしいのではなかろうかと。敬介に関してのみ言えば、彼を支える最大の方法は「知り合った以上は絶対に死なない」ことなんだろうな。
  • ライダーの縦社会とはなんという恐ろしいものなんだ。(南光太郎ボイスで)
    ZX・村雨良を見ているとジャーマン・シェパードを連想してしまいます。強面だけど素直に訓練に打ち込むあたり。
    いくら「技のトレース」は以前からやっていたとはいえ「お前ならできる!」で本当にやるか(笑)。
  • ヘルダイバーは四国から沖縄まで自律移動してきたんだよね、今までの展開を考えると。
    そういえばVジェットはどうしたんだろう。あれも自律移動して沖のもとへ?
  • あ、鍼って伏線だったのか。
  • 家族や友の命を奪った組織の手駒を憎むのは人として避けられない。
    弱い者いじめにしか見えませんが、あれでもれっきとした怪人なんですよ……ね?(放映見てないので)
    たとえ過去の記憶のない再生体でも「友」だと言い切るマサヒコは滝と同じく「ライダー魂を持つ人間」だなと思います。まったく同じ時に別の場所でアマゾンが「友としての記憶がなくてもいい、自分はモグラの生きているこの世界を守る」と言ってるんだもん。
    その「友」もやはり手にかけねばならなくなるのか。作者の原作リスペクトを思えば「手にかける」でなく原作に近い形での死になるのか。魂を持たないはずの身(再生怪人)なのに「トモダチ」の意思表示をした、それなら生き残ってほしいけど原作リスペクトを思えば生き残ることは許されないかな……。

    ※「BLACK」世代の私にとって「クジラ怪人がもしこうなったら」と思ったら泣きますよ。でもモグラ獣人はクジラ怪人を喩えに出すのさえ甘い程に「友人」だったんでしょう?リアルタイムでアマゾンを見ていた方々がニードルに抱く怒りはどれほどか……。


  • 今回はダブルライダーキックならぬダブル▲▲○○○!(この部分は単行本書き下ろしらしいので伏せます)
  • ……この状態で夏までおあずけかよ!(涙)
    残るはアマゾン編、スカイ&スーパー1編、1号&2号編、そして最後の大決戦。
    見た事ない者にもその名は高い死神博士の扱いがどうなるか、V3 は再び変身できるようになるのか、いまいち見せ場が足りないスカイは活躍できるのか(苦笑)、何よりアマゾンはどうなる!?(アマゾンは敬介と違うのに!)

14巻まで中古本を大人買いしたわけですが、作者に敬意を表し新品で買いそろえ直すべきかと思い始めました。



【拙ブログはアンリの前途多難な想いを応援します、な話】
ところでとうとうアンリさんにバレたわけですが、四国突入編の時の動揺は見られませんでしたね彼女。結城の過去の輝かしい暴走履歴を風見→佐久間ルートで教えられでもしたのでしょうか。
とりあえず彼は帰ってきたら風見に「大馬鹿野郎!」パンチでも食らっとけ。本部と第4分隊に連絡入れた後のアンリにこんこんと正論(「第4分隊に何の連絡も入れないで!」の類)をお説教されておけ。
んで最後に「アンリ、心配させてしまったね」と(「ここは私が行くよ」の時の)微笑みを向けてアンリが固まってしまえばいいんだ。
それを目の当たりにしてしまった不幸な周囲のリアクションがどうなるかもたいそう興味深いですが、次のコマできっと滝が 空気をブチ壊して 軌道修正してくれるから大丈夫です。
天然無自覚タラシな結城が思いっきり見たいです村枝先生。

もっとも、結城が彼女を「贖罪の対象」や「仲間」以上の存在として見てしまい、かつそれを自覚してしまった場合、

  • 元デストロンの身がデストロンに家族を奪われた者に、など許されていいはずがない
  • (人の体を失っている)他のライダー達をさしおいて(人の体のままである)自分だけ、など自分が自分に許さない

などと思い込んだり思い詰めたりしそうで怖い。前者は吹っ切れたとしても後者は絶対に思い詰める。
『V3』 TV シリーズにおける彼の写真を見て「ひたむきな、というよりは思い詰めた目をしてる」という印象を受けたのでどうもそういうイメージが。それが演じられた故・山口氏の目なのか、それとも「結城」として演じた目だったのか私にはわからないけど、「一人で抱え込んでは暴走する」のが TV シリーズの結城だったとは聞き及んでいます。

「石森プロの承認受けた作品でオリジナルキャラが原作登場キャラと結ばれるのは道理に外れる」という理由だけでなく、そんな情念じみた沈鬱な展開は見たくないので『SPIRITS』公式で明確に恋愛関係になってほしくないです(涙)。
ゆえに結城さんは常に「天然無自覚」。にこにこと「結城本人にとっては単なる事実」(ハタから見れば「殺し文句」とか「惚気」)を垂れ流すとよろしい。
とりあえず ICPO に協力していた頃は「娘」の写真をデスクに置いてたりすればいい。「『娘』なんだ、かわいいだろ?え、この子の母親?アンリ……に、なるんだろうな、うん」と(嘘じゃないけど思いっきり説明不足な発言を)かまして周囲をビビらせればいい。

なあに、何を書いた所で「右腕の記憶」から作中時間で5年以上経ってもあの通りなんだから今更甲斐性見せてくれるとは思ってないさ♪(ちくしょー!)
アニメ・特撮 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | by すばる
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