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月に叢雲
かの都の人はいと清らにて、老いもせずなん思ふこともなく侍るなり。
さる所へまからんずるもいみじくも侍らず。
老い衰へ給へるさまを見奉らざらんこそ恋しからめ。
「月の都の人々はとても美しく、老いることも悩むこともないのでございます。
 そのような所へ戻る時となりましてもさして嬉しくもございません。
 あなたがたの老い衰えるご様子を見て差し上げられないことが何よりもせつないのです。」

今夜はとうてい月が見えそうにありません。
その身が散る姿を見せまいと雲で姿を覆うとは、なんとも奥ゆかしく気丈な最期。「セレーネ」も「かぐや」も貴人(女神/月の姫)の名だからなるべくしてなったことか。
# でもできれば衝突閃光観測させてほしかったなー


月周回衛星「かぐや(SELENE)」の制御落下まで、あと3時間半。





落下予測日時:平成21年6月11日 午前3時25分頃(日本標準時)
落下予測場所:東経80.4度、南緯65.5度 付近
落下予想日時の月齢:17.3 (東京)


運用関係者の皆さん、2年弱の間お疲れさまでした。
理学チームの皆さん、今秋のデータ一般公開までが山場かと思いますが無理は倒れない程度に留めて下さい。

そしてセレーネ、前にも言ったけど10年間わくわくさせてくれてありがとう。
私の名前と、私の人格形成要素の1つへの感情を月に連れて行ってくれてありがとう。
打ち上げ前にその存在を知り、命名キャンペーンという形で参加し、種上げ 打ち上げを(中継だけど)この目で見た宇宙機はセレーネ(かぐや)が最初です。

※種上げ:「打ち上げられました」と言うべき所をアナウンスの方がそう言い間違えちゃった。「かぐや」ネタでは伝説的台詞。



あと、30分。(現在時刻02:53)


現在時刻 03:25。
とうとう雲は切れず雨も止みませんでしたが案の定この時刻まで起きてしまいました。



『HAYABUSA』の上映館さらに追加。
平塚市博物館(2009/07/23 〜 2009/08/30)※バージョン未詳

サントラは06/23より iTunes Store にて発売開始予定。

[ 2009/06/12 追記 ]
現代萌衛星図鑑『現代萌衛星図鑑』
(しきしまふげん、へかとん、 松浦晋也)
以前にもご紹介したしきしまふげん氏がついに単行本出版。
「萌え擬人化」は私個人としては管轄外なのですが、宇宙機とミッションへの敬意・愛情・知識を総動員した氏の文章は実に好ましく思っています。うっかりすると落涙してしまうのが難点ですが。
そして氏の描かれる宇宙機はそのままの姿でもなぜかとても愛らしい。(参考:かぐや
で、『現代萌衛星図鑑』は「かぐや」「はやぶさ」の両運用チーム、ならびジャーナリストが監修についたときたもんだ。もちろんそれは内容に誤りを含めないために必要なことではあるのですが、何というか…… 相模原のノリの良さはさすがだと(笑)。
※「相模原」:JAXA の宇宙部門のうち科学分野を担当する組織の総称・通称。
 実用分野担当組織は「筑波」と総称されます。
 (警視庁を「桜田門」、防衛省を「市ヶ谷」と呼ぶようなものです)
[ 2009.06.18追記 ]
公式ブログにて、執筆時点で『JAXAの運用チーム』として存在していたのが『はやぶさ』『かぐや』の2機だけだった(他の衛星は運用終了しているためチームが存在しない、またはJAXA管轄ではない)由、解説がありました。
決して相模原/筑波の文化どうこうの話ではないということですね。
誤解したことについてお詫びすると共に解説にお礼申し上げたく。
[ /2009.06.18追記 ]

公式ブログ「さてらいこ.jp」を見るに、文章は「擬人化物語」でなくしっかりと「サイエンス」ですね。
よし、買おう。でも「萌え擬人化」イラストはちょっともじもじしてしまうので表紙はカバーかけさせて下さい。電車で読めるかどうかは本文中のイラストを見て判断。
ちなみに。「萌え擬人化」等表紙カバーやオビには恥ずかしい台詞やキャラが色々描かれていますが、本のカバーを取り外せば、「月周回衛星かぐや」の本当の姿と、
  これが理系燃えジャンルの最先端!
  とてつもない日本の人工衛星(サテライト)たち
というキャッチコピーが踊っているので、表紙が恥ずかしい隠れオタの人はカバーを取るのが得策です。
引用元:3日坊主のメイドさん

よし、これでもう何も心配いらない!!


的川泰宣展 宇宙からの伝言 ―ものづくりと冒険のこころ―
常々講演で「 好奇心、匠の心、冒険の心」の3つを軸に、と語っている「マトちゃん」こと的川教授が主催する展示会。
興味深いのは 06/26(金)のシンポジウム。登壇者がロケット工学博士(マトちゃん)と宮大工棟梁(小川三夫氏)!

映画『宇宙(そら)へ。』(原題:Rocketmen)は2009/08公開予定。
NASA 記録映像によるドキュメンタリとのことで『ザ・ムーン』(同・In the Shadow of the Moon)とのネタ被りが気になるところ。
それ以前に邦題が『宇宙へ 〜 冷戦と二人の天才〜』(原題:Space Race)と被ってて、ああもう紛らわしい!

「かぐや」ファイナルイベント「Fly me to the Moon in AKIBA」は 2009/07/18〜19。
トップページの「地球の出」 FLASH は月面も動かさないと科学的にマズいです!(苦笑)

んで第十管区海上保安本部が戦々恐々としている皆既日食が07/22。
小笠原観光中に急病になれば自衛隊が硫黄島まで運んでくれるよね、ああそういえば硫黄島は皆既日食帯だよね、という軽口は出ましたがさすがにそこまで不謹慎なことはできません。

宇宙科学研究本部一般公開が07/24〜25。
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