現地への「渡航の是非」については今後、慎重に検討しなければならないと思いますが…
正直、自粛も考えています。
或いはとりあえずアデレードまで行って、郊外の空が暗い場所でウーメラの方向を見守ろうかと。
大気圏に突入した“彼”は、最期にかなり明るく輝く筈なので、恐らく相当離れた場所でも肉眼で見える筈です。
すべてが終わった後の2010年の夏休みに、改めて彼の舞い降りた砂漠に臨むウーメラの村まで行って、静かに「おかえり」を言うつもりです。
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mitsuto1976 | 2009/11/24 9:28 PM |
だいぶ婉曲な表現を用いておいででしたけど、あの発言を受けてなおウーメラ/アルコーナまで行くのは憚られますね。
おそらくアデレードは「安全距離」であろうと私も思うのですが、私はオーストラリア行きを自粛します。
……「彼」の旅立ちの地、内之浦に行こうかな。
(地球帰還時は「はやぶさ」との通信してませんが)
| すばる | 2009/11/25 10:44 PM |
うちのブログではあんまり書かなかったのですが、一般公開の際ははっきり、「できるなら日本で見守って欲しい」と言われました。(川口先生じゃありませんが、回収に行く予定の方だと言うことです)
やはり、軍関係、政府関係への配慮にぴりぴりしているようです。
残念ながらやはり、当日現地、というのは止めた方が良いと思っています。単純にインフラの問題もあるでしょうし、スタッフの方々に余計な気遣いをさせてしまうのは本末転倒でしょう。
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金木犀 | 2009/11/25 11:46 PM |
> スタッフの方々に余計な気遣いをさせてしまうのは本末転倒
同感です。
ミッションに専念できるように&将来的なマイナス要素を作らないように外野は「待ち」ですね。
「はやぶさ」ファンは待つことに慣れてますし。
ところで知人が今度の IGS 打ち上げで種子島に行くそうで金木犀さんのドキュメントを紹介しておきました。
『宇宙(そら)へ!』の再版、お待ちしております。
| すばる | 2009/11/26 12:13 AM |
うーん、色々考えたのですが、例えば僕がアデレードまで出向くと、回収班スタッフの方も利用されるかもしれない日本からウーメラへの限られた交通機関の一区間を1人分余計に占有してしまうことになる訳で…
やはり我々はやぶさファンは日本待機がベストの出迎え方のようですね。
僕のブログにも「現地に行かなくとも、思いは届く」とコメントして下さった方が居られたのですが、その通りだと思います。
帰還当日は、彼が旅立った内之浦のM台地に集まってささやかなお祝いをするのもいいかも知れませんね。
追記…
すばるさんの知人の方も種子島入りされますか。
僕も今回も日帰り弾丸ツアーで行きますよ、種子島。
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mitsuto1976 | 2009/11/26 12:29 AM |
>>すばるさん
「はやぶさ」ファンは待つことに慣れてますし。
その通りですね(笑)通信回復を待ちわびた日々を思い出します。
うわわ、ご紹介ありがとうございます。私は今回行けませんが、ご友人のお役に立てれば嬉しいです。『宇宙(そら)へ!』再版はご要望が多数あるので、目下悩んでいます。作者としては、もう少し読み物的な部分と、現地の今の情報を追加して改訂版を出したいという思いもあるのです。
その辺どうなんでしょうか・・・。ああ、サイトでアンケート取ればいいのか。
>>mitsuto1976さん
帰還当日、臼田や内之浦に集まってOFF会などできたら楽しいでしょうね。企画してみようかなあ。
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金木犀 | 2009/11/26 12:38 AM |
まず、今私たち「遠征自粛組」がするべきことは、各自のブログで「遠征」に言及したものすべてに「自粛しました」と追記することですな。
※ここで「すべて」と書いたのは検索で来た人への対応のため
> 臼田 or 内之浦
ISAS「こいつら懲りてねえええええええ!!!」
(苦笑)
でも可能ならば臼田か内之浦で「虎の児」を酌み交わしたいなあ。
| すばる | 2009/11/26 12:54 AM |
はじめまして。
天燈茶房さんのところから流れてきました。
今回のJAXAからの現地渡航自粛要請の件については、主催者(という表現も何ですが)であるJAXAからの要請である以上、プロジェクトの無事完遂を願うものとしては当然従うべき、と思っています。
それでも、この前の仕分け騒動での科学技術予算の扱いを見ていても、圧倒的にこの分野の認知度って低いと思うのですよね。
僕は、日本の主たる資源は知的財産しかないと思っていますので、小泉元首相じゃないけれど米100俵の精神でJAXAを含む文科省には頑張って欲しいと思っています。
そして、彼らが頑張れるようにするには、こうした技術の必要性の認知度を上げるしかないという考えから、今回のJAXAの判断は非常に残念です。
淡々と学究の徒の道を行く、それだけに専心できるほどJAXAを取り巻く環境は恵まれているとはとても言えません。
であれば、自らそれを変えていく営みも必要では?
そのための一石として、お帰りなさいツアー等も活用出来るのでは?と思うのです。
TBを張らせて戴きながら、ご挨拶が遅れて済みませんでした。
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MOLTA | 2009/11/28 9:04 AM |
> MOLTAさん
こんにちは、詳細な講演レポートいつも楽しませて頂いてます。
今回の「自粛要請」の件については
今まで不明だった「安全距離」が明らかになった
というだけだと思っています。ロケット打ち上げ見物の際に安全距離の内側に入るのはご法度です。
『HAYABUSA』メイキング講演や上田創造館での吉川准教授の講演(はやぶさスレ part34-576〜)を総合してみると JAXA とオーストラリアとの交渉は非常に厳しいものであるようです。(どうも現時点でもまだ交渉をつめていてる最中である模様)
たぶん自粛要請をもっと噛み砕いて表現すると「オーストラリアをこれ以上刺激しないでくれ」なのでしょう。
将来的には「お迎え」が「自己責任なら見なかったことにする」になってほしいところですが、今回それを望むのは性急に過ぎた。
それが私の結論です。
お迎えのために海を渡るなんざ「一部のオタ」くらいのもの。
オタクではない不特定多数へ向けたアウトリーチとしては「再突入の動画を公開(できれば中継)」が有効かと思います。
宇宙研は「のぞみ」の時に情報封鎖をやった(と聞き及んでいます)ことへの反省からか「はやぶさ」では積極的に情報を公開しています。
おかげで私もめでたく「宇宙機おっかけ」となりました(苦笑)。
「最良のものを今すぐ」なんて無理です。「最終的な目標と、それに向けた現実的な当座目標」を要望していければ JAXA・外野の両者にとって有益かと思います。
私としては「お迎えツアー解禁」より「記者会見の詳細を出す」ほうが嬉しいです。現状ではプレス側である松浦氏や大塚氏しか詳細を出していないので。
| すばる | 2009/11/28 2:09 PM |
| すばる | 2009/11/28 2:25 PM |
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2010年6月、オーストラリア上空で地球大気圏に突入する「はやぶさ」の回収カプセル イメージ画像提供:JAXA
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