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20世紀フォックス「はやぶさ/HAYABUSA」インタビュー
話者:齋藤潤
   ・「はやぶさ」カメラPI(主任研究員)
   ・「はやぶさ」プロジェクト広報
   ・映画「はやぶさ/HAYABUSA」坂上健一(演:高嶋政宏)のモデル
日付:2011/06/13
場所:「はやぶさi」(東京国際フォーラム)


【映画の監修について】
理学面は自分が、工学面は矢野創さん(サンプラ担当)と川口淳一郎さん(プロジェクトマネージャ)が担当した。

※齋藤さんよりご指摘頂いたので下記に転載します:
「大事なところなので、正確に訂正しますね。工学側についてはほぼJAXAプロパーが全面協力です。ただ理学は人が少ないので私におはちが回ってきています。本当は関わって欲しい人は多かったのだけど。」



國中均さん(イオンエンジン担当)をモデルにした喜多を演じた鶴見さんは「こんなに台詞を噛むのは初めてだ」と言っていた。
なぜならば略語を映画台本では日本語にしているから。
自分たちが実際には「IES」と呼んでいるものも映画では「電気推進」とか「イオンエンジン」と言ってもらっているので、実際の自分たちの言葉よりも喋りにくいものとなっている。
ただ、「PM」(プロジェクトマネージャ)はそのままになっている部分もある。


【「はやぶさ」実写映画と聞いての第一印象は?】
(ひっくり返った声で)「へっ?」


【自身がモデルである「坂上健一」というキャラクターについて】
本作の坂上は自分とはだいぶ設定・性格が異なる熱血漢だが……(坂上の性格描写の文章を指して)「70年代風熱血」だもんなあ……何もかも現実のままでは映画にならない(笑)。
確かに映画としての嘘はある。でも「運用の空気感」は感じられる。
架空の人物である主役を通して観客も運用室に「入れる」と思う。
率直なところ、本作には期待してる。

(※テラキンさん「齋藤さんは『太陽にほえろ!』ファンだから『70年代風熱血』で合ってるじゃない(笑)」
齋藤さん「お前は『西部警察』ファンでしょうが(笑)」)



「はやぶさ」カメラチームは(自分自身も含め)宇宙研外部の集まりだったから、それをまとめるために怒る時は怒りましたよ。
だから私も熱血な所は確かにあった(笑)。

(すばる「それにしても服装が全然違いますよね、齋藤さんはいつもスーツ姿で「はやぶさ」映像資料に映っていらっしゃるのに坂上はカジュアル」)


一時期は会社員と「はやぶさ」理学チームの2足の草鞋を履いていて、会社業務が終わってから相模原に行ってたんですよ。だからスーツ姿。

※「2足の草鞋」の件については「はやぶさi」に展示されているご本人コメントにも記載あり




【「坂上健一」を演じた高嶋氏について】
彼は真面目な人。
PIの立っている場所や自分の癖をとてもよく観察している。
彼の台本には書き込みがびっしり入っていた。
科学者・役者という立場の違いはあるがプロフェッショナリズムを感じた。


【実際の運用での「はやぶさ」のカメラの呼び方について】
AMICA と ONC-T は同一のカメラを目的に応じて呼び分けているもの。
AMICAが理学用、ONC-Tが工学用(航法誘導用)としての呼びかた。
イトカワ観測フェーズでは実は航行モードだったので「ONC-T」と呼ぶべき状態だった。
工学実証機である「はやぶさ」では理学は工学に割り込む形になる面があったので、理学目的での使用でも「ONC-T」と呼ぶことが多かった。
「あのさ、ちょーっとここ理学にくれない?」みたいな感じだったから(笑)。


【ところで例のあのドリンクですが】
タッチダウン時のブログ、状況がうまく進んでいる時はネタがない。
で、間をもたせるためにやったのがアレ(笑)。
(テラキンさんに対し)……ところで、Youtubeで何やってんの(笑)。
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