宇宙酔2012新春のお知らせ

宇宙酔2012新春


はじめに

「はやぶさ」をはじめとして、数々の人工衛星を手がけてきたNEC航空宇宙システム。
この会社は衛星本体の制作だけではなく、メーカーの立場から運用にも深く関わっています。
中でも今回ゲストにお迎えする小笠原雅弘さんは、「さきがけ」「すいせい」の頃から実に30年近くも太陽系探査の仕事に従事されてきました。
ご専門の軌道制御などについてお伺いできるかと思います。

食べ飲みしながら皆で楽しく過ごせればと思います。


主催について

主催者はただの在野の宇宙好きです。
イベント運営やトークのプロによらない、自主的・非営利のイベントです。スムーズな運営に努めますが至らぬ点がありましたら本エントリ末尾の連絡先、または開催後に設置予定のアンケートフォームでご指摘下さい。


イベント概要


  • 日 時:2012/01/28(土) 18:30〜20:30(開場18:00)
  • 場 所:パーティスペース Roman
    東京都文京区湯島 3-40-7 5F [地図]
    JR御徒町駅:徒歩3分
    地下鉄銀座線/大江戸線:上野広小路駅(A4出口) 徒歩1分
    JR御徒町駅からステップバイステップによる会場までの行き方
  • ゲスト:小笠原雅弘(NEC航空宇宙システム)
  • 司 会:guicheng
  • 会 費:¥4,000(飲食代込み ※飲み放題)
  • 定 員:35名
  • 二次会:21時より希望者のみで 七福ろう 上野御徒町店 にて。 飲食代別(その場で注文するスタイル。3000円程度)
  • 中 継:今回は中継を行いません、ごめんなさい。
  • その他:今回は録音・撮影禁止になります、ごめんなさい。個人的にメモをとるのはOKです。

注意事項

  • 頂いた個人情報は本イベントの運営、今後のイベント告知、事後の連絡に使用し、他の目的には使用しません。

    • 今後のイベント告知が不要の方は、参加申込フォームの「今後の告知 不要」のチェックボックスにチェックを入れてください。頂いた情報を今回限りで破棄します。

  • 会場内は禁煙です。
    喫煙者(私もですが)の皆様、お煙草は受付カウンター横の非常口の外でお願い致します。
    (屋外なのでめっちゃくちゃ寒いです。お覚悟を。)
  • イベント開催後にアンケートフォームを設置する予定です。次回(も開催したいと思っています)の運営の参考にしたく思いますのでご協力頂ければ幸いです。

参加申込はこちら




お問い合わせ先:guicheng

  • mail: spacedrunk2011[at]gmail.com
  • Twitter: @guicheng

スタッフ:宇津巻竜也、大島佳世子、大貫剛、すばる、まこと。
ロゴ作成: 宮崎ドイツ





私は当日、受付やってまーす。
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東映『「はやぶさ 遥かなる帰還」オフィシャルJAXAツアー』の代理取材してきました
当該ツアー、私は落選していたのですが急遽「代理取材」ということに。
「岩日誌」の岩本塚さんが事情により参加できなくなるというアクシデントが発生したのです。
というわけで、取材成果は(文章・画像の著作権含めて)本来行かれるはずだった岩本塚さんに譲渡させていただきました。

→ 『「はやぶさ 遥かなる帰還」オフィシャルJAXAツアー』に行ってきてもらった!(←?) - 岩日誌
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お手伝いと、多分、見納め
昨年7月、東金市での「はやぶさ」カプセル展示で解説員としてお手伝いしてたら千葉県立現代産業科学館の方がいらしていて(以下省略)。
というわけで、現代産業科学館にて2012/01/06〜01/10に開催された「はやぶさ」カプセル展示のお手伝いしてきました。
今回も人に話せる知識/経験を持つ人(01/09午後はリエントリ目撃者も参戦)、宇宙教育リーダーなどたくさんの方々にお力をお借りしています。皆さん、本当にありがとうございます。この借りは労働で払わせて下さい。

今回私は解説員と館との間における情報集約・展開係として動いておりました。
もし会場で「はやぶさ君」ぬいぐるみを持ってあちこち歩いていたのをお見かけでしたらそれ私です。
※ぬいぐるみは説明用に持ってました。説明に便利なのですよ、あの子。

元ISASロケット班長の林氏所蔵のペンシル実機も展示していたんですよ。
ペンシルの発射実験は東大生産技研(現在では千葉大学の敷地内)でもやってたのです。

内部向けの立場だったため私自身が来場者さんがたとお話する機会は多くありませんでしたが、解説メンバとお話しされていた方々が「はやぶさ」ミッションに向ける興味は実に多様でした。
「健気な偉い子」
「どうやって子供を技術者/科学者の道へ進ませるか」
「(『国民への夢と希望』の類でなく)学術ミッションとしての最大の成果は何か」
「宇宙探査ミッションへの投資が社会に還元されるのは何十年くらいかかるか」
「イオンエンジンの原理を知りたい(特徴ではなく原理)」
「今回見つかった微粒子は科学的にどういう意味を持つか」
などなど。
その多様性を見越して「物語」から「教育」「工学」まである程度はカバーできるよう解説メンバをアサインしましたが(理学と経済が弱かったのはひとえに私の力不足です)、いやはや本当に幅広かったです。

興味深かったのは、(私が女性だったからかも知れませんが)私が見る限りにおいて「本気で興味を持っている女の子」が目立ったことです。
一般的に男児より女児のほうが精神年齢は高いものですが、それにしてもメモ帳にびっしり質問を用意してきた7歳のお嬢さんには驚嘆。
そういう方には(説明自体はわかりやすくしつつ)本気でお答えするのが礼儀でございましょう。
説明自体は記憶してもらえないかもしれないけど「大人が『子供扱い』せずに説明してきた」ことは覚えていてくれると嬉しいな。そうしなければ申し訳が立たないくらいに彼女は本気だったんだ。

以前、私は「ロケットは真上に飛ぶ」と思っていた身でした。
それが4年間オンラインで(はっきり言ってしまうと2ちゃんねる天文・気象板「はやぶさ」スレで)色々と教えてもらったわけで、これは私にとって大きな借りでした。
東金、市川のカプセル展の解説で少しは借りを返せたろうか。
(そして私の我がままに巻き込まれてくれた解説メンバの皆さんに新たに借りをこさえる、と)

「はやぶさ」のカプセル展示ツアー、おそらく私にとっては今回が見納めになるでしょう。
(茨城、群馬まで行くのは体調管理上ちょっと無理が出そうです)

より大きな地図で 「はやぶさ」カプセル展示開催地 を表示


じゃあね、「はやぶさ」。これからのツアーでも皆にかわいがってもらっておいで。
次に会えるとしたらどこかの科学館/博物館のガラス板の向こうになるね。
お前の旅を見守るのは途中からだったけど、お前の弟たちの旅は最初から見守ることができてるよ。
おかげで調べることがいっこうに減りゃしない(笑)。


そうそう、今回のイベントでこれは絶対に忘れちゃいけない。
武豊「はやぶさ」実行委員会からお借りした実物大解説用模型。
なんだありゃ気違いか!?!?(注:賞賛です。本気で賞賛です。他に表現できないのですよ)
だって、だってさ、ターゲットマーカがちゃんと再帰性反射材でできてるんですよ!
フラッシュたけるカメラをお持ちの方にまず写真を撮っていただいて、TMとフラッシュ(もちろん模型にはフラッシュ部分もONC-W1も存在する)を使った自律着陸の説明ができるんですよ!

太陽電池パドルはハニカム材だしイオンエンジンは点火するし太陽電池も1枚1枚独立して貼付けてあるし!

製作指揮をとられた方に「解説用模型製作の解説」をいただいたので、落ち着いたらブログに掲載しますね。(掲載許可はいただいています)
いやなんつーかもうね、読んだら「賞賛として」アホかバカかと言いたくなること請け合い。スキルのある人が本気だすとこうなるんだ……。
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「はやぶさ2」の件
まず結論から。
今回私が何がしかの行動を起こしているにせよ起こしていないにせよ、私はそれを表明しません。

既報の通り「はやぶさ2」予算については困難な状況にあるようです。
「はやぶさ」前プロジェクトマネージャの川口教授が(おそらく首を賭ける覚悟で)政治的なサポートを一般に向けて依頼するほどですから、相当な状況にあると言えます
→ はやぶさプロジェクトサイト:はやぶさ後継機に関する予算の状況について

感情でのみ言えば「はやぶさ2」、そりゃ見たいです。
私は以前「はやぶさ2が帰ってくる2020年が『はやぶさ』の本当の終わりだ」と言っているんですから。

自分自身が「政治的な行動」を起こすとなると感情だけで動きたくない。
私自身が「感情論だけの市民活動」に対して「うさん臭い」と感じるから。
すると後付けであれ何であれ、理屈めいたことを考えることになる。

【躊躇材料】
・「震災復興」を理由とした削減である
  5〜10年スパンの話と20〜50年(あるいは100年?)スパンの話は
  同じ次元で比較できず、「バランス配分」で考える必要がある。
  私自身はダメージの大きい地域の状況を十分に把握できている訳ではないため
  「バランス配分」にまでは心理的に言及しかねる

・「はやぶさ2」理学面検討が安定しきっていないように見える
  2011/05/30の宇宙開発戦略本部にて日本惑星科学会から
  「宇宙探査委員会による宇宙理学委員会の科学評価のバイパス」
  について懸念が示されている。
  また、2011/10/20に「はやぶさ2」のサイエンス部分について
  サポートすることを目的としたタスクフォースが立ち上がっている。
  (参照:宇宙開発委員会 推進部会配布資料
   「はやぶさ2」プロジェクトにおける科学コミュニティとの連携と
    サイエンスの全体像について)
  タスクフォースが立ち上がるという状況が意味するのは、
  理学目標設定について「火がつきそう」なのか「既に火がついている」のか?
  ※ざっと調べたのみですが、JAXA関連のタスクフォースには
   - CEOSタスクフォース:政府間地球観測グルーフとの関係に関して
      地球観測衛星委員会(CEOS)の構造及び運営の見直しに関する
      勧告を行うことを目的とする
   - 光赤天連SPICAタスクフォース:国内研究者コミュニティの意見を集約し
      提言しつつ、その運営を支援する中核   
   - ホイール信頼性向上タスクフォース:「はやぶさ」RW故障の原因調査
      ならびに将来のRW信頼性向上に向けての方策を明らかにする
   など。タスクフォースが常に悪い状況で立ち上がるかどうかは判断つかず。


【政治的な推進アピール材料】
・世界で例のない成果を出したのに(※)、それが発展できない(技術が継承されない)のは惜しい。
 天体探査は打上げタイミングがシビアなので2014-2015ウィンドウを逃すと
 世代交代してしまい技術継承が難しい。
 (惑星科学に限らない話として、科学者が「日本国内では研究できない」と考えたら
  海外に流れてしまう可能性が出てくる。
  経済、科学、技術って国の国際的な立場に影響する。生臭い話だけどね。)
 ※過去に地球外で得られた天体試料は
  アメリカが月とビルド2彗星、ロシア(旧ソ連)が月、日本がS型小惑星

・「はやぶさ」が世間に与えたインパクト
 仮にそれが学術的興味に因らない「奇跡の感動物語」というブームである(あった)としても、
 - エーザイの新中期戦略計画
 - 神奈川県相模原市のスーパーレスキュー隊
 - 鹿児島県肝付町の光ファイバー網
 - バスケットボール男女日本代表チーム
 - 和歌山県日高地方のグラウンド
 などが「はやぶさ」にあやかった名を冠している。
 あるいは映画が4本(全天周1本、実写3本)。
 あるいは音楽業界(甲斐恵美子、SOYUZ project、つるの剛士、清田愛未、
  新居昭乃、T-SQUARE、冨田勲、access、AZURE)。
 後継機と聞いた時の潜在的期待は高いのではないか?


【学術的な推進アピール材料】
・「はやぶさ」は工学実証が目的だった。つまりは実地試験。
 「実地試験でイレギュラーな方法で試料とれた。本番やらない」というのは問題。
 (実地試験で見つかったエラー潰して本番やるのがスジ)

・生命起源を辿るための計画的探査
 C型小惑星で炭素、P, D 型小惑星(あるいは枯渇彗星核)でアミノ酸が見つかるかも


動いているにせよ動いていないにせよ、沈黙させて下さい。ごめんなさい。
(「間口を狭める」のが怖いので、動いて当たり前のような雰囲気を作りたくないの)
ただ、動くなら
・できるだけ早く、できるだけ冷静な考えを、できるだけ簡潔に伝える
・他の何か/誰かを非難しない(論点がブレるため)
の2点が大事だと思います。

なお、2011/12/17に開催されたJAXAタウンミーティングにて、JAXAとしては「応援ウェルカム」という意識である由の発言があったとのこと。
→ 応援は決して、迷惑にはならない …翔べ!はやぶさ2! - 天燈茶房 TENDANCAFE

JAXA公式ツイッターアカウントが件の川口教授の文章を一度紹介し、後でその紹介ツイートを削除したという事実もある。為念。


感情だけ言うなら。
見たいに決まってるよ。だって私だよ。当たり前じゃないか。



【関連情報】
OSIRIS-Rex(NASA):
  打上げ予定2016/09
  滞在期間2019/09〜2021/02
  地球帰還2023/10
  (ソースはDSN関連ドキュメントですが、これ書いてる時点でアクセスできません)
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宇宙酔2011 秋のお知らせ

宇宙酔2011 秋


はじめに

Googleが主催する懸賞レース「Luna X Prize」は、民間による月面無人探査を競うコンテストです。
このコンテストに日本から唯一参加を表明しているのが White Label Space Japan です。
今回の宇宙酔ではWLSJの袴田武史さんをお招き致します。
月面という過酷な環境を走るローバーの開発話や、月面探査の魅力などを語っていただく予定です。

食べ飲みしながら皆で楽しく過ごせればと思います。


主催について

主催者はただの在野の宇宙好きです。
イベント運営やトークのプロによらない、自主的・非営利のイベントです。スムーズな運営に努めますが至らぬ点がありましたら本エントリ末尾の連絡先、または開催後に設置予定のアンケートフォームでご指摘下さい。


イベント概要


注意事項

  • 頂いた個人情報は本イベントの運営、今後のイベント告知、事後の連絡に使用し、他の目的には使用しません。

    • 今後のイベント告知が不要の方は、参加申込フォームの「今後の告知 不要」のチェックボックスにチェックを入れてください。頂いた情報を今回限りで破棄します。

  • 会場内は禁煙です。喫煙者(私もですが)の皆様、お煙草は受付カウンターでお願い致します。
  • イベントの様子は来場者の肖像権に配慮した上でUSTREAM 宇宙酔チャンネルにて中継予定です。
  • イベント開催後にアンケートフォームを設置する予定です。次回(も開催したいと思っています)の運営の参考にしたく思いますのでご協力頂ければ幸いです。

参加申込はこちら




お問い合わせ先:guicheng

  • mail: spacedrunk2011[at]gmail.com
  • Twitter: @guicheng

スタッフ:宇津巻竜也、大島佳世子、大貫剛、すばる、まこと。
ロゴ作成: 宮崎ドイツ





私は当日、受付やってまーす。
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【宙学・地学カフェ】第7回「日本の「宇宙開発」創世記こぼれ話・座談会!」レポ
開催概要は宙学・地学カフェ/顔の見えるサイエンス・テールをご覧下さい。

宙学・地学カフェ/顔の見えるサイエンス・テールは
「理系学問を先攻せず、成人してからサイエンスに興味を持った女性」
が主体となって開催されているサイエンスカフェです。

第7回は「日本の「宇宙開発」創世記こぼれ話・座談会!」と題して、宇宙グッズ店「NASU」オーナー(元 JAXA i 案内人)の大山氏がゲスト。

【主催サイドによるレポート】
Togetter - 「【宙学・地学カフェ】〜日本の「宇宙開発」創世記こぼれ話〜レポート」


事前に「Twitter での実況は禁止」と伺っていたのですが、主催メンバのかんがるーさんに「レポは任せた!」といい笑顔で無茶ブリされたので(笑)僭越ながらレポートを書かせて頂きます。
なお、私は「宇宙開発マニア」層に当たるため、どうしてもレポートの主眼が「人」ではなく「事象/モノ」に偏るフシがあります。ご了承下さい。
続きを読む >>
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「Science」イトカワ試料初期分析成果特集号出たよ
スターダストもジェネシスも表紙を飾っていたので、幸運にも試料採取できていた「はやぶさ」が表紙を飾ることは十分に予想していました。
でもやっぱり実際に表紙をとれると嬉しいね。

JAXA|米科学誌「サイエンス」における「はやぶさ」特別編集号の発行について


「Science」は一般書店での取り扱いがないため、論文を読むには
・大学の図書館などで閲覧する
AAASで当該号のみ単発購入する
ジニオで電子書籍版を購入する
・AAASで各論文を1本ずつ購入する(各論文の「Full Text」リンク。要会員登録)
などの方法があります。


さて、英語できない&論文読んでもわからないという人(つまり私だが)でも理解の助けとなるのが Supporting Online Material。
「Science」の各論文のページ(特集インデックスの各論文の「Abstruct」リンクなどで入って下さい)の左カラムにある「Supporting Online Material」リンクで資料PDFや動画(要QuickTime)が見られます。


【関連情報】



今回掲載されたのは「初期分析」成果ですから、今後の成果によってはまた特集が組まれるかもしれないね、わくわく。
2011/08/03の「はやぶさ i」でのイベントにて阪本成一教授が「イトカワの微粒子でものすごいモノがみつかりました」「皆さんが普段よく食べるものにそっくりです」という発言をされていたそうですし、08/20の国立天文台野辺山でのイベントでも「言ったら消される」という物騒なジョーク付きで同様のことをお話しになっていた模様。
さあて、何が見つかったのかな。わくわく。
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ISAS特別公開行ってたんですよ
そういえば私自身がエントリ書いてませんでした(苦笑)。

出身地での「はやぶさ」カプセル展示のお手伝いで有給とった都合にて、今年の特別公開は土曜日のみ参加致しました。
(ええい、金曜日の藤村先生のキュレーション講演聞きたかったよう)

今回は完全に「お祭りで遊ぶ」モードだったので、実は写真を全く撮影しておりません。

  • 「はやぶさ君の冒険日誌」がついに書籍化(仕掛人の一人は毎日の永山記者でしたか。毎度「はやぶさ」に関しては安心と実績の永山品質やで……)。
    というわけで著者の小野瀬さんにサインを頂いたよ、わーいわーい。
    年上の方にこの表現は失礼にあたりますが、小野瀬さんはかわいい!20世紀FOXの「はやぶさ/HAYABUSA」で竹内氏がキャスティングされたことに納得。雰囲気が似てらっしゃる。
    ご本人は「竹内さんはどちらかというと(『冒険日誌』共著者の)奥平さん要素だと思うけどなあ。それに彼女が演じてる人物は私だけじゃなくてテラキンさんや女性メンバがいろいろ混じっていますし」とおっしゃってましたが。
    ※寺薗さん、小野瀬さん、奥平さん、森本さんは混じってますよね
  • 電気推進ブースでパネル展示されていた DESTINY ミッションがとても面白そう。小振りだけど中身はぎっしりな工学実験ですね。
  • 今回は「銀河連邦物産展」として中庭が完全にお祭り屋台モードでした。
    私が見に行った時はもうサンリクオオフナト共和国の物品は売り切れ。暑かったのと「売り上げの一部は募金に」ということで、サガミハラ共和国のかき氷などいただいてみました。
    衛星の名前をつけたかき氷はアイデア勝ちでしたね。
    ・「かぐや」=いちご
    ・「れいめい」=ブルーハワイ&ブルーベリー
    ・「はやぶさ」=ミルク小豆
    ・「あかつき」=ダブルマンゴー
  • で、かき氷をしゃくしゃく食べながら(お行儀悪いですね、ごめんなさい)「宇宙の電池屋さん」こと曽根准教授の辻説法を伺っていたら、そこには皆さんおなじみIES兄さん。
    曽根さんの寝袋をおもむろに身に付て「ぬくもりを感じますね」というIES兄さん、「あああああ!!!!それ俺の寝袋ぉぉぉぉぉ!」と絶叫する曽根さん。
    「ちょ、お前、それ、ちゃんと干してあったんだから!」(曽根さん)
    「あ、ちょっと汗臭くなっちゃったかも。すみません(笑)」(IES兄さん)
    あなたがた、なに漫才なさってるんですか(笑)。
  • 「はやぶさ」ブースでは2009年特別公開の会場で集めた「来場者からはやぶさ2へのメッセージ」寄せ書き(※)を再掲示し、リプライとして「はやぶさ2」メンバ寄せ書きを出して下さっていました。
    こういうの、嬉しいなあ。
    ニュース - JAXA はやぶさ2プロジェクトの「2009年9月24日」の項参照
  • 「はやぶさ2」ブースにてちょっと立ち話させて頂きました。
    (あくまで一般公開という場で伺ったことなので鵜呑みにするべきではないよ)
    「はやぶさ2」はリアクションホイールを4つ搭載。フォー・スキューではなく「XYZ + α」タイプ(「XYZZ」と表現してらしたかな?)。
    現時点では Ithaco 製でなくなるっぽいようなことを仰ってましたが……はて、2009年に「あかつき」チームの方に伺った時は「この機体サイズに合うのは Ithaco しか作ってない」と仰ってたような。状況かわった?
  • 相模原市立博物館では「イカロス君なりきりセイル」という展示。
    これはコスプレというべきなのか顔出しというべきなのか(笑)。
    いや、この考えはなかった。発案者グッジョブです!
    その隣でペーパークラフト製作も行われていたのですが、今まで配布されていた IKAROS のペーパークラフトをベースにした「イカロス君」バージョン。ホント、IKAROSの広報において「イカロス君」というキャラは強力だ。
  • 赤外線天文ブースは安定のノリといいますか、毎度「当局に叱られるギリギリのラインを狙ってくる」といいますか、とにかくいつものようにバツグンのノリの良さでした。
    「あかり」が観測終了した時に「でも『あの』赤外線天文チームがヘコたれるとも思えんし」などと不遜なことを考えていたのですが(ごめんなさい)、うん、SPiCAを楽しみにしてます!
    ちなみに「あかり」は観測終了はしていますが運用終了はしていない、とのこと。有り体に言ってしまうと(落ちる|落とす)までは見守る由。
  • さて、以前から気になっていた次期電波天文衛星ASTRO-G。
    ちょっと前に「中止方針が決まり、宇宙開発委員会で最終決定になる」という報道が出ていたもののその後の宇宙開発委員会で議題にあがらずやきもきしていました。
    今回の特別公開で経緯を説明するパネルが出ていたのでちょっとお話を伺いました。
    (ご担当の研究者さん、お辛い立場だったでしょうにご説明下さってありがとうございました)
    状況としては上述の通りで宇宙開発委員会での最終判断待ちとのこと。
    ASTRO-G ミッションの目玉は48GHz帯での観測で、それによってブラックホールの降着円盤(ブラックホールに落ち込むガスの様子)の観測が期待できたとのこと。
    しかしそのためのアンテナ精度が地上展開実験では出せたものの、打上げのために一度畳んで再展開すると精度が維持できない状況だった模様。
    その精度でもブラックホールから出るジェットの観測は今までより詳しくできるはず。だが「目玉」の観測ができないとなると話は甘くない。
    なおアンテナ展開機構に関しては、ベースは「きく8号」のそれだが末端部(というか特に精度を求める部分)は独自技術。通信用(「きく8号」)の精度と電波天文用の精度は異なるため。
    ──というわけで、 ASTRO-G はおそらくは残念な結果になりそうですが(事実上2009年から開発が止まっていたからね……)スペースVLBIという手法自体が否定されたわけではないのでご注意のほど。
  • 相模原市立博物館での IKAROS 展示、ならびに第1会場の「はやぶさ2」展示、両方で伺った話は「広報が難しい」ということ。
    あの IKAROS チームをして「順調なミッションは注目されない」と言わしめている状況だというのはちょっと意外でした。
    「はやぶさ2」に至っては「どうやればいいのか」と考えあぐねているご様子でした。
    私の意見が参考になるかどうかは怪しいものの(私自身、事実上「はやぶさ」に注目した最初のきっかけは「ロストして見つかった」という事象なので)、「どんなに小さなものでもいい、それこそ運用時に使う専門用語1つでもいい、とにかく情報を出し続けていって下さい。ミッションの話だけでなくメンバの顔が見えるような話『も』出していって下さい」とお伝えしました。
    なお、IKAROSの運用終了タイミングは姿勢制御スラスタの推進剤残量で決まるとのこと。スピンでセイルを張っているから。
    「今年いっぱいくらいで使いきっちゃうかなあ」と仰っていました。
  • 相模原キャンパスの屋外に展示されているM-Vのフェアリングは金属製のダミーです。本物のフェアリングはコルクが使われてるので叩いた音が全然違うよ。
    本物は(特別公開でいうところの)第5会場に置かれてるので来年はちょっとコンコンしてみてね。
  • 第5会場はいつものように(笑)「SFを現実に引きずりおろす」展示の山。
    今回の目玉は「火星探査用飛行機」でしょうか。
    以前東京大学総合研究博物館での開催された「火星展」にてコンセプト提示されていたものですが、今回はその飛行機の模型が展示されている。
    火星に飛行機飛ばすなんて、まるでSF。
    (とか言ってると各方面から「だって大気あるんだよ、飛ぶじゃん」とツッコミいただくわけですが……いや、でもさあ……?)
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宇宙研(JAXA相模原キャンパス)特別公開レポートリンク集 2011
記事の並び順は適当(日付順ではない)。
「行きました」のみのものは挙げず、感想ないしレポート的な要素を含むものを主観で選んでいます。

【記事】
【レポート】JAXA相模原キャンパスの一般公開が開催 - 会場には「はやぶさ2」の模型も | エンタープライズ | マイコミジャーナル


【中の人レポ】

【来場者レポ】
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「はやぶさ」カプセル展のお手伝いしてきました
07/15〜07/18に東金文化会館(千葉県)にて開催された「はやぶさ」カプセル展にて解説員のお手伝いをしてきました。

館の正規スタッフの皆様がレクチャーを受けて解説員をされるのが一番適切な方法なのですが、お話を伺うと人的・時間的リソースからそれが難しい。
そのため、厚かましいことを承知で「あくまで解説のみ。それ以外には口を出さない」という前提でこちらから解説員を申し出た次第です。
※以前エントリに書いた通り、東金は私の出身地

普段宇宙開発ファンコミュニティでお世話になっている方々(=来場者のご質問に答えられるだけの知識を持つ方々、宇宙教育プログラムに関わっている方々、あるいは他会場でのカプセル展示に関わっていた方々)にもたくさんのお力をお借りしました。皆さんありがとうございます。喉を枯らしてなければいいんですが……。

そして、外野からの突然の申し出を信用してくださった主催サイドの度量(というか勇気というか……)に心から感謝いたします。

やはり「本物」は強いなあ、と感じます。
展示にいらした方々に「宇宙に行って帰ってきた本物」とお伝えすると、少なくない方が表情を変えて展示品をご覧になっていました。
他にも解説員たちの私物で(笑)ポリイミドフィルム、隕石、「はやぶさ」カプセルビーコン音などの「本物」を来場された方々にご覧頂きましたが、こちらも良い反応を返して下さいました。

あと「強いなあ」と思ったのが「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」。
今回の会場では同作を上映していました。
「もし未見でしたら映画を見て下さい。そしてもう一度このカプセルの前に来てください」
と来場された方々にお伝えしていたのですが、同作を見てからだとカプセルへの「食いつきっぷり」が変わっていらした方多数。
涙をぬぐいながら解説を聞かれた方もいらっしゃいました。


(写真を指して)「どこに行けば本物が見られる?」
(説明パネルを指して)「こういう話が書いてある本はある?」
など、「もっと知りたい!」という様子の10代もいらっしゃって、心強いやら内心冷や汗かくやら(ここで間違った情報やツボを外した本を伝えてしまうわけにはいかない!)。


今回、私が解説の〆にしていた言葉は下記のようなものです:

「はやぶさ」の体は燃え尽き、カプセルから星のかけらが出てきました。
でも「はやぶさ」の仕事はまだ終わっていません。
「はやぶさ」が残した「できたこと、できなかったこと、遭遇した困難」というデータは「はやぶさ2」に引き継がれます。
だから「はやぶさ」の仕事が本当に終わるのは「はやぶさ2」が帰ってくる2020年です。
カプセルをご覧になった皆様にはどうかその「本当の最後」を見届けて頂きたいと思います。




ペコちゃんサブレを差し入れてくださった方、本当にありがとうございます。
どなたに頂いたのか分かりかねたのでこちらでのお礼でお許しください。
頂いたサブレは後で解説員一同がおいしく頂戴いたしました。
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